一方で、るいとの間には微かな食い違いが生まれていた。安子はメンツを気にする千吉(段田安則)に止められ一人でおはぎを売りに行くようになり、家ではるいが、大好きな「カムカム英語」を聴くことを美都里(YOU)に禁じられ、戸惑いを感じ始めていた。
女中の雪衣(岡田結実)も、安子に思うところがある様子。第28回では、ひとりで安子の帰りを待つるいに雪衣が「安子さんは、女手ひとつでるいちゃんを育てることを諦めたんじゃと思います」と意味深な言葉を投げかけるシーンが登場。視聴者からも「雪衣さんの真意がわからない」「言葉選びにゾッとした」といった声が上がるなど注目を集めた。12月13日(月)からは第7週「1948-1951」として、1948年のクリスマスイブのエピソードの続きから描かれる。
「カムカムエヴリバディ」とは
朝ドラ史上初の3人のヒロインによるハートフルコメディー。昭和・平成・令和の時代をラジオ英語講座と共に歩んだ、安子(上白石)、安子の娘・るい(深津)、るいの娘・ひなた(川栄)、3世代の女性たちの物語。
ラジオで英語を聴き続けることで、夢への扉を開いていく姿を描く。脚本は大河ドラマ「平清盛」(2012年、NHK総合ほか)や連続テレビ小説「ちりとてちん」(2007年、NHK総合ほか)を手掛けた藤本有紀によるオリジナル脚本。
NHK出版
発売日: 2021/10/25