BLUE ENCOUNTの田邊駿一「1月ドラマはベテラン脚本家さんがそろい踏み」＜ドラマコラム連載第4回＞

大好きな木村拓哉さんが主演していた「TV's HIGH」

ちなみに僕が深夜ドラマって面白いって最初に感じたのは、大好きな木村拓哉さんが主演していた「TV's HIGH」（2000～2001年、フジテレビ系）。急に「TV局開局キット」が送られてきた木村さんが、それを使って番組を放送し、視聴率80％取るまで終わらないという物語。バラエティー的な要素があり、シットコムのような要素もあり、すごく不思議な作品で…。当時、木村さんが深夜に出ることも衝撃的だったし、宮藤官九郎さんが脚本を担当していたりと、全てが新しくて…。もちろん地元では放送しておらず、僕は中学生のころにレンタルビデオで見ましたが（笑）。本当に挑戦という感じで、すごく面白かったです。
あれからですね、僕が深夜ドラマっていいなと思うようになったのは。あのときも、学校に行って、「めちゃ面白いドラマがあるよ、熊本ではやってないけど」と友達にドヤ顔で紹介しました（笑）。自分だけが知っている“宝物”のような気持ちにさせてくれるのが深夜ドラマ。見る側も、作り手側もなんかパワーがあると思うんです。そしてチャレンジングな場だからなのか、みなさんが本当に自由に楽しくされています。
1月からもどんな作品と出合えるか…。一流の俳優、脚本家さんらが作りあげるお金とプライドをかけた素晴らしい作品はもちろん、肩肘張らないチャレンジングな作品など、どちらも面白いはず！　今から楽しみです。