2022/01/13 04:00 配信
まだ一度しか舞台経験がない中で、お話をいただいた時は、私で大丈夫なのかな!? とかなり驚きました。機会があればまたぜひ舞台をやりたいとは思っていたのですが、こんなにすごいお話をいただけるとは…。それでも、この作品をやることで絶対に多くを得られると思いましたし、私に、と言ってくださったことがとてもうれしくて、挑戦したいなと思いました。
共演の皆さんも初めてご一緒させていただく方が多く、舞台で確かな実績を積まれて来られた方々の中に、私が入ってどうなるんだろう!? と想像のつかないことばかりですが、稽古場の空気にも出来るだけ早く慣れたいですね。
演出のポズナーさんはとても優しい方だとお聞きしているので、少しホッとしています(笑)。初の会話劇で、海外戯曲ももちろん初めて。たくさんの“初めて”を楽しみながらやれるよう、頑張りたいと思います。
堤真一さんは、いつかステージをご一緒できたら…とずっと夢見ていた大先輩です。森田剛さんは以前、「金閣寺」という舞台でご一緒して、多くを教わりました。森田さんのとてつもない集中力に痺れ、その背中に作品の核のような情景が見えた。あの体験は僕にとってすごく大切で、今の自分の基準になっていると感じますね。
憧れのお二人とシアターコクーンの舞台に立てる、こんな夢のようなことが! と興奮しています。僕は海外の戯曲も外国人の演出家も、とくにイメージを持ってやることはないですが、よりスムーズに進めるために、自分の人となりや考えは早めに伝えておきたいなと思っています。
今回、いい意味でしんどい芝居になるんじゃないかなと(笑)。僕、芝居の疲労感が大好きなんですよ。精神を集中させていくその時間が好きで、カンパニーの皆さんとそれを共有出来るのが本当に楽しみですね。足を引っ張らないように頑張ります!