4月20日(木)夜9時にスタートする木曜ドラマ「緊急取調室」(テレビ朝日系)の制作発表会見が10日に開かれ、主演の天海祐希をはじめ、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、でんでん、大杉漣、小日向文世が出席した。
同ドラマは、2014年に連続ドラマとして放送され、2015年にスペシャルドラマとして復活。そして、今回連続ドラマ第2弾として再復活を果たす。
天海演じるたたき上げの取調官、真壁有希子が取り調べ専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、一癖も二癖もある被疑者たちと一進一退の心理戦を繰り広げる、“密室の銃撃戦”だ。
第2シーズンが決定したことについて天海は「第1シーズンをやっていた3年前から、私たちは勝手に続けるつもりでいて、食事会のたびに『次はああしよう、こうしよう』と話していたんです。現在も、頼もしい共演者の方々がそばにいてくださるので、日々心強く、素敵な撮影をさせていただいています」と話し、満開の笑顔で喜びを明かした。
会見では「緊急取調室」にちなみ、天海が共演者たちを取り調べる一幕も。「ことし50歳になるにあたり、自分自身を振り返り、より良い人間になりたい」という天海は、「私のことをどう思っていますか?」と問いかけ。すると、「腰のラインが素敵な兄貴」(小日向)、「右ストレートが強そう」(でんでん)といった独特な褒め言葉が飛び出し、天海も思わず大爆笑。さらに、「完璧」「素敵」「美しい」「集中力がすごい」と、絶賛の声が続々挙がった。
そんな中、「おじさま世代と同化していて、“キントリ”メンバーの中の“一輪の花”であることを忘れがち」と鈴木が暴露し、大倉も「本気で怒ったら、泣かされそう」と少々辛口な意見も。そして、田中も「天海さんには『哲ちゃん』と呼ばれていますが、僕は『天海さん』と呼ぶんです。よく考えたら、僕の方が年上なのに…。でも『天海』とは絶対に呼べないです!(笑)」と明かす。天海は思わず、「私、怖いですか?」と聞くと、田中は「怖いです(笑)」と即答し、会場は笑いに包まれた。
仲間たちからの意見を受け止めた天海は、「やっぱりな、と思うところが多々ありました。(長所も短所もハッキリ言っていただいて)ありがとうございました」と、丁寧に頭を下げていた。
今シーズンの見どころについては、「今回のテーマは『普通の人間が一番怖い』。普通の人がいつ犯人になってもおかしくないという状況が描かれ、とても心に訴えかける内容になっています」とアピールし、「心を込めて撮影していますので、ぜひ楽しみにしていてください」と呼びかけた。
【第1話(4月20日)あらすじ】
宅配便の配達車の中から、28歳の配達員・小牧修介(石田卓也)の遺体が発見された。死因は薬物による中毒死だが、遺体には奇妙な点があった。どういうわけか小牧は運転席で、必要ないはずの傘を差したまま死んでいたのだ!
そんな中、地味で年老いた天涯孤独の未亡人・白河民子(三田佳子)が自首してくる。ところが困ったことに、民子は数時間と経たないうちに、自首した記憶さえ曖昧な状態に…。しかも畳みかけるように、事件の謎を深める要素が浮上する。車内の指紋はいずれも民子と一致しないばかりか、犯行に使われた毒物も彼女の自宅からは発見されなかったのだ。
この事件は重要案件に指定され、真壁有希子(天海)ら緊急事案対応取調班が取り調べを担当することに。だが、民子と向き合った有希子は、思わぬ苦戦を強いられることになる。
何が嘘で、何が真か――。有希子は一筋縄ではいかない民子に苛立ちを覚えながらも、あらゆる手を尽くし、彼女の深層心理と真実へつながる突破口を開こうとする。だが、探れば探るほど、民子の本音は深い霧に包まれる一方で…!?
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