菅田将暉主演のドラマ「ミステリと言う勿れ」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)の第4話が1月31日に放送された。菅田演じる整が対峙する役で柄本佑が出演。2人が繰り広げた会話劇に、視聴者からは「見応えあった」との声が上がり、タイトルがTwitterのトレンド1位にランクインした。(以下、ネタバレがあります)
同ドラマは、累計発行部数1300万部を突破した田村由美による同名コミックが原作。天然パーマがトレードマークの主人公・久能整(よみ:くのうととのう)が、淡々と自身の見解を述べるだけで難事件や人の心の闇を解きほぐしていく、新感覚ミステリーとなる。
第4話で整が出会ったのは、交通事故に巻き込まれて記憶を失った爆弾魔・三船(柄本)。
雨の中、ポテトサラダを食べに行こうと「ポテポテしちゃうぞ~」とオリジナルソングを歌いながら歩いていた整は、傘もささずに濡れながら「山賊の歌」を歌う三船に会う。2人の歌声が重なり合う、とても印象的な始まりだった。
三船が記憶を取り戻せないかと話をするうち、連続爆破予告の犯人だと気付いた整は、刑事の風呂光(伊藤沙莉)や池本(尾上松也)が来るまでの間、場をつなぐことに。そこで交わされた会話から整は爆弾が仕掛けられた場所のヒントを得て、無事に事件は解決した。
菅田と柄本の2人芝居は実に見事だった。記憶を失った者と、思い出すことができないか探る者の会話のやりとり。詩人・三好達治の詩をからめながら進む会話にぐっと引き込まれた。そのなかで整の鋭い観察力を表現する菅田と、爆弾魔としての狂気をにじませる柄本。やがて三船が記憶を取り戻してからは、爆弾を探す時間制限のスリリングさも加わり、濃密な2人芝居となっていった。
第1話でのベテラン刑事・薮を演じた遠藤憲一との対峙から、菅田と共演陣の化学反応に期待を感じたが、第2・3話の永山瑛太、そして第4話の柄本にいたるまでその期待は裏切られていない。
視聴者からは「菅田さんと柄本さんの演技応酬が素晴らしく見応えあった」「柄本さんの、だんだん記憶が戻ってくる演技えぐいな」といった称賛が相次ぎ、タイトルがTwitterのトレンド1位となる反響を呼んだ。
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