5月20日(土)から公開される映画「猫忍」は、今年放送したドラマ版「猫忍」(tvkほか)のその後のストーリーを描く笑いと癒やしの忍者活劇。
大野拓朗演じるイケメン忍者・陽炎太は、父・剣山(船越英一郎)と生き別れ、剣山がネコ(金時)に化けたと思い込んでいた。父の姿を元に戻そうと奔走する陽炎太が、父上と呼び慕うネコ・金時は、本作で役者デビュー!
そこで「ザテレビニャンVol.2」では、金時のグラビアだけでなく渡辺武監督にインタビューを敢行! 金時の魅力や撮影で大変だったことなど、誌面に載せられなかった監督の思いを余すことなくお伝えします!
――撮影するに当たって、何が一番大変でしたか?
金時の目線を撮るため、毎回スタジオ中が大騒ぎでした(笑)。ネコは気配を感じると、その方向を見るので、そういった音を立てるグッズをうまく利用したりしていました。それと、金時は撮影中にすぐ寝転がって、本当に寝てしまうんです(笑)。だから、目を覚まさせるために金時の好物である餌は必需品でしたね。3回くらい逃亡して、隅っこに隠れてしまうというハプニングもありました。
――金時を撮影していて驚いたことはありますか?
金時は放っておくとすぐに寝てしまうので、午前中が勝負という、ちょっと変わったネコでした。それにスタジオ全体の緊張感が伝わっていたのか、撮影がトラウマになってしまったみたいで、僕が「本番」って言うと、目をしょぼしょぼさせて閉じてしまうことがあって。だから、目が開いていないといけないシーンは午前中に撮っていたんですよ。ネコ本来の夜行性とは真逆でしたね(笑)。
――金時の魅力とはどんなところですか?
あまり人見知りするタイプじゃなかったし、大野君との相性もバッチリで。子供みたいに首に前足を巻きつけてくるようなところがあって、みんなに「かわいい、かわいい」と言われていましたし、大野君も父上ではなく金時として接していたと思います。抱っこすると頬ずりしたりしていましたからね(笑)。
ただ、僕はツンデレでいうと、デレの甘えてくる姿よりも、ツンとしているときの方が魅力的だと思います!
――監督から見たネコの魅力とはどんなところですか?
身勝手なところかな(笑)。ソッポを向かれると思っていると急に寄って来たり、リアクションが不確実で予測できないところですね。あとはやっぱり、自分が一方的に話しているんですけど、ネコが分かってくれていると思う、そういう思いを託せる相手なんだと思います。実際僕もネコを飼っていてネコ好きなので(笑)。
――最後に作品の見どころをお聞かせください。
ドラマ版「猫忍」の続きなのですが、その最大の秘密が明かされます。また、アクションもあって、陽炎太が成長して強くなっている姿にも注目していただきたいですし、柄本(明)さん演じる「猫見屋」の主人もすごくいいキャラクターです。真剣にばかばかしいことをしているので、クスっと笑えると思います!
また取材の際、金時のベストショットを選んでいたくと、監督はドッシリとした貫禄のある金時の背中に、「これ金時らしいな~」と笑顔に。さらに、寝ている姿にも「これもいいね!」と絶賛! どのショットも選べないくらいほめていて、ほんとに金時にメロメロでした~!
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