天海祐希「緊急取調室」初回平均17.9%! 関西は驚異の21.4%で断トツ発進

2017/04/21 09:54 配信

ドラマ

「緊急取調室」で主演を務める天海祐希(C)テレビ朝日

4月20日に放送された天海祐希主演ドラマ「緊急取調室」(テレビ朝日系)の第1話が、関東地区で平均視聴率17.9%を記録したことが分かった。瞬間最高は番組終了直前の夜10時8分にマークした20.4%だった。関西地区は平均21.4%という驚きの数字を残し、好発進を決めた。(数字は全てビデオリサーチ調べ)

なお、これにより4月期の初回平均視聴率で前週13日に放送された「警視庁・捜査一課長 season2」の14.5%を上回り、数字上は今期No.1ドラマとなった。(暫定)

本作は、天海扮(ふん)する取調官・有希子が緊急事案対応取調班(通称・キントリ)のメンバーと共に、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げるドラマの連続ドラマ第2シーズン。

第1話では、宅配便の配達車の中から、28歳の配達員・小牧修介(石田卓也)の遺体が見つかる。死因は薬物による中毒死とされるも、遺体には奇妙な点が。どういうわけか小牧は運転席で、必要ないはずの傘を差したまま死んでいた。

そんな中、地味で年老いた天涯孤独の未亡人・白河民子(三田佳子)が自首してくる。ところが困ったことに、民子は数時間とたたないうちに、自首した記憶さえ曖昧な状態に…。しかも畳み掛けるように、事件の謎を深める要素が浮上する。

車内の指紋はいずれも民子と一致しないばかりか、犯行に使われた毒物も彼女の自宅からは発見されなかったのだ。

この事件は重要案件に指定され、有希子ら緊急事案対応取調班(通称・キントリ)のメンバーたちが取り調べを担当することに。だが、民子と向き合った有希子は、思わぬ苦戦を強いられることになる。

何がうそで、何が本当なのか。有希子は一筋縄ではいかない民子にいら立ちを覚えながら、あらゆる手を尽くし、彼女の深層心理と真実へつながる突破口を開こうとする。だが、探れば探るほど、民子の本音は深い霧に包まれ…というストーリー。

民子を演じる三田の鬼気迫る演技や、それに立ち向かうキントリメンバーの姿に大きな反響があった。

次週27日(木)の第2話は、深夜の大学病院で、人工呼吸器につながれた入院患者・高木直明(高桑満)の容態が急変し、当直医の糸山恵太(福士誠治)が処置に当たる。ところが、家族を呼びに行った看護師・桜井加代(和音美桜)が病室に戻ると…人工呼吸器を外されて絶命した高木に、なぜか糸山が靴下を履かせていた。

警察はすぐさま、高木を殺害した容疑で、糸山を逮捕。だが、糸山は一貫して容疑を否認する。加代が病室を離れてから、高木の人工呼吸器が外されるまで、わずか9分間。目撃者が誰もいない、この“空白の9分”に何があったのか…。

真相を究明すべく、糸山の取り調べは有希子らキントリに託される。

間もなく、警視庁留置管理課の警察官・宮沢俊哉(村田雄浩)に警護された糸山が、特別取調室に姿を現す。ところが第1回聴取を終えた直後、未曾有の緊急事態が起こる。拳銃を手にした宮沢が糸山を特別取調室に引き込み、籠城したのだ。

「甘いんですよ、あなたたちは。私が代わって取り調べます」と宣言したかと思うと、宮沢は糸山の取り調べを開始。有希子はこの不測の事態を一刻も早く解決すべく、宮沢の真の目的を探り始める…というストーリーだ。

ちなみに同ドラマ初回放送の20日に日本で始まった「フィギュアスケート国別対抗戦2017」。放送を終え、ドラマが始まった直後にはキントリの公式Twitterに天海と国別対抗戦でメインキャスターを務める“熱い男”松岡修造がツーショットを披露し、ドラマファンはもちろん、フィギュアファンからも大きな反響を呼んだ。

ドラマの魅力はもちろんだが、この高視聴率は松岡の“闘魂”が天海に注入されたことも大きかったのかも?

なお、国別対抗戦は21日(金)には「男子フリー」などが行われる。首位発進の日本チームは、ショートプログラムで1位になった宇野昌磨選手や、反対にまさかの結果だった羽生結弦選手の巻き返しに期待が集まる。