部長の伊庭(高橋)の「本気で始動してください! 僕たちは強くなりたいんです…」という熱い思いが、桐沢の固くしぼんだ心を刺激した。リングの上で必死でぶつかってくる伊庭を前にして桐沢の瞳にはほんの少しだけ力が宿り、“覚醒の兆し”が漂う。桐沢の心の中のかすかな変化を、木村が丁寧に表現した。
桐沢の高校時代からの親友・甲斐(安田顕)も、桐沢を心配する一人。ボクシングジムを経営する甲斐が28年ぶりに桐沢をリングに立たせたシーンも圧巻だった。
臨時コーチを受けた桐沢に「臨時だろうがコーチはコーチ。お前も勘、取り戻さなきゃ」とリングに立つよう促した甲斐。軽いパンチしか打たない桐沢を「いつまで腐ってるんだ、リングの上で腐ってんじゃねえぞ!」と叱咤すると、桐沢に火がついた。
人が変わったように強くミットを打ち始める桐沢。早く、重いパンチはそれまでの桐沢とは別人のよう。視聴者からも「リングで火がついていく木村さんの目の演技に圧倒された」「桐沢の魅力が少しずつあふれ出していく過程に惹きつけられた!」といった声が続出。Twitterでは放送後、「#未来への10カウント」がトレンド1位に浮上した。
また、初回では番組タイトルの題字を伊庭役・高橋が担当していることが、放送のエンドクレジットで明かされ、こちらも話題に。「『題字 高橋海人』にグッと来た!」「海人くんおめでとう!」「読みやすくてキレイな字!」の声が飛び交った。
第2話は4月21日(木)に放送する。公開スパーリング中に桐沢のパンチを受け、負傷してしまった伊庭。第2話ではその事実が、ボクシング部を潰そうと画策する校長・大場真琴(内田有紀)の耳に入ってしまう。
※「高橋海人」の「高」は正しくは「はしご高」
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