ディーン・フジオカ、バディ演じる岩田剛典の姿を見て気づき「自分の中に母性本能があるんだな」

2022/05/12 21:35 配信

映画 会見

完成報告会に登場したディーン・フジオカ 撮影:風間直人

俳優のディーン・フジオカが5月12日、都内で行われた「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」(6月17日[金]公開)の完成報告会に、岩田剛典佐々木蔵之介新木優子広末涼子村上虹郎小泉孝太郎稲森いずみ椎名桔平、メガホンをとった西谷弘監督とともに出席した。

探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案とし、ディーン演じる誉獅子雄と、岩田演じる若宮潤一が、唯一無二の名探偵バディとして数々の難事件を解決するドラマ「シャーロック」(フジテレビ系)を映画化。本作では初めて東京を離れ、閉ざされた離島を舞台に資産家の死と誘拐事件の真相を探る姿を描く。

ディーン「岩ちゃんの母性本能をくすぐる技術が進化した」


ドラマシリーズと比べてどんな進化があるか尋ねられると、ディーンは「岩ちゃん(岩田)の母性本能をくすぐる技術が進化したと思いましたね」と答え、「普段は思慮深くてコントロールが効いている岩ちゃんが、若宮としてお茶目なことだったり失敗だったり、うまくいかないところの姿がかわいいんですよ。だから“頑張れ”って気持ちになりましたし、自分の中に母性本能があるんだなって思いましたね」とコメント。

一方、ディーン演じる誉獅子雄もドラマシリーズとは違う一面が見られるそうで、岩田は「完全無欠みたいな立ち位置の獅子雄が、映画の世界観の中では燃える男といいますか。そういうところも楽しんでいただける要素かなと思います」とアピールした。

「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」完成報告会にて 撮影:風間直人


ディーン&岩田、名バディの秘訣は?


また、名バディの秘訣を聞かれると、ディーンは「最初が肝心かもしれないですね。いまだに初めて岩ちゃんに会ったときのことをはっきり覚えているんですけど、『岩ちゃんって呼んでいい?』って(笑)。もしあのとき僕が間違って『いわちゃん』って呼んでいたら、こうはなっていなかったかもしれないですね」と遠くを見つめた。

岩田は「お互いに役者をやりつつ、アーティスト活動なんかも並行してやっているというバックボーンなど少し共通点があったりして、現場でお話しさせていただいてシンパシーを感じました」と語った。

◆取材・文=風間直人