ゴールデンウイーク真っただ中の5月4日に放送された、天海祐希主演ドラマ「緊急取調室」(テレビ朝日系)の第3話が、平均視聴率12.4%を獲得。行楽などでテレビ離れしているタイミングだけに、数字は前週よりやや下がったものの、その価値は前週以上の大健闘といえそうだ。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
第3話は、建築会社の社長・小泉正隆(入江雅人)の自宅プールで、男性の遺体が見つかるところから始まった。
捜査一課の刑事・渡辺鉄次(速水もこみち)と監物大二郎(鈴木浩介)は早速話を聞くが、正隆もその妻・小泉マユミ(酒井美紀)も男に見覚えがないという。
ところが次の瞬間、事態は急変。どこからともなく「死ね」という不穏な言葉が聞こえてきた。声の主は…居間の窓辺で飼われていたオウムだった。
その矢先、玄関から血痕反応が出たため、渡辺と監物は小泉夫婦を死体遺棄容疑で署に連行。さらに“目撃者”として、オウムを緊急事案対応取調班へ運び込む。
いきなりオウムを連れ込まれ、真壁有希子(天海)ら緊急事案対応取調班(キントリ)のメンバーは当然のごとく大困惑。そんな中、小泉夫妻の取り調べが別々に始まる。
ところが、ここでキントリは思わぬ壁にぶち当たってしまう。マユミはストーカーを、正隆は街で因縁をつけてきた男を、正当防衛で死に至らせたと供述。それぞれ、自分だけで内密に遺体を遺棄したと主張したのだ。
有希子らが頭を悩ませる中、やがて遺体の身元が判明。小泉夫妻の証言の裏には“大きなうそ”が存在するとにらんだ有希子らは、ついに“オウムの取り調べ”という前代未聞の任務を遂行する…。
そして5月11日(木)の第4話では、高校の教室で不穏な事件が起こる。担任の沢本愛(矢田亜希子)が授業をしている最中に、生徒の春日俊介(平岡拓真)が倒れ、意識不明の重体になったのだ。その後、俊介は青酸ソーダを服用したことが判明する。
だが、入手経路はおろか、他の生徒たちの目がある中でどうやって服用したのかは不明…。しかも、俊介は真面目な生徒で、自殺だと仮定しても理由が見当たらなかった。
有希子(天海)ら緊急事案対応取調班は、早速この事件の捜査に参加し、有希子は俊介のクラスメート29人全員を取り調べることに…。
天海は5月7日深夜に更新した公式Instagramで、「次のゲストは矢田ちゃんです。とてもすてきな女性です。矢田ちゃんと対峙(たいじ)しちゃうんですけど、とてもすてきなお芝居になっていると思います。また4話も見ってね~♪」と動画コメントを寄せている。
この動画のように、今期の「緊急取調室」ではTwitterやInstagramなどのSNSを有効活用し、おじさまたちがSNOWで顔を交換するおちゃめな画像を公開したり、放送へ向けてメッセージを公開したり、天海を筆頭にキントリメンバーが総出演してあくまで真剣に取り組んだ「ドミノ倒し動画」をひっそり公開したりと、“じわじわくる”PRも話題。
普段なかなか見られない名優たちの意外な素顔やおちゃめな姿は、ドラマを彩る一服の清涼剤となりそうだ。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)