通勤時間帯のオフィス街に、大量の血を浴びた男が現れた。捜査一課の刑事・渡辺鉄次(速水もこみち)と監物大二郎(鈴木浩介)が職務質問すると、男はあろうことか包丁を取り出し、「朝起きたら、この包丁を握っていた。誰かを殺してしまったかもしれない」と言い出す!
まもなく男は旅行会社の社員・水越辰也(塚本)だと判明する。だが、夜10時に退社してから、包丁を握った状態で目覚めるまで、水越の記憶は白紙。肝心の被害者も特定できない状態だ。
捜査一課長・沢渡巌(三上市朗)は早急な事件解決を求め、真壁有希子(天海)ら緊急事案対応取調班(通称・キントリ)に取り調べを一任する。ところが、渡辺と監物が取り調べも自分たちでやりたいと申し出て…!
やがて取り調べの最中、ほんの一部ではあるが、水越の記憶がよみがえる。詳細は不明だが、退社した後に舵輪(=船の舵)を見たというのだ。
僕は船に乗ったのかもしれない――水越の証言を受け、渡辺と監物はナイトクルーズまわりを捜査することに。
一方、有希子と取調官・小石川春夫(小日向文世)は水越の身辺を洗うため、勤務先を訪問。新入社員の福永絵梨(入山)を捕まえて話を聞くのだが…!?
まもなく、水越が断片的な記憶を新たに取り戻した! そのころ、キントリの管理官・梶山勝利(田中哲司)のもとには、刑事部長・磐城和久(大倉孝二)から“不可解な要請”が入る――。
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