「ひよっこ」“ビーコロ”に視聴者も涙腺崩壊! 最高視聴率更新

2017/05/15 12:53 配信

ドラマ

有村架純がヒロインを務める連続テレビ小説「ひよっこ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)が、4月22日の放送以来、18回ぶりに平均視聴率20%の大台を超えたことが分かった。(数字はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)

みね子(有村架純)、ビーフコロッケに感動!(C)NHK


それは、有村演じるみね子が赤坂のレストラン「すずふり亭」を初めて訪れた、5月13日放送の第36回で、番組最高の平均視聴率となる20.9%を記録。“朝ドラ”ファン的には、有村とすずふり亭の店主・鈴子役の宮本信子の共演が放送前後で大きな話題を呼んでいた。

というのも、2人は2013年に放送された朝ドラ「あまちゃん」にて親子役で共演。宮本は舞台となった「北三陸市」で海女をするヒロインの祖母・夏を、有村は小泉今日子演じる夏の娘・春子の若かりし頃を演じた。

みね子、すずふり亭で感動!


【写真を見る】みね子と鈴木(宮本信子)らの初対面は第6週のハイライトともいうべきシーン(C)NHK


第36回は、みね子が赤坂のすずふり亭を訪れ、店の裏でコックの秀俊(磯村勇斗)と元治(やついいちろう)、ホールの高子(佐藤仁美)に出会う。

秀俊に案内されて店に入ったみね子は、鈴子と省吾(佐々木蔵之介)にあいさつし、初めての給料でこの店の洋食を食べるのを楽しみにしていたと伝える。

省吾は何でも作るよというが、自分のお金で食べられるものを食べたいと、メニューを見て真剣に悩むみね子。鈴子らすずふり亭の人々はそんなみね子を温かく見守る。

みね子は、60円のビーフコロッケを選択し、感激しながらおいしそうに食べる…という物語。

放送後「ビーコロおいしそう!」「夏ばっば(宮本)との再会待ってました!」「神回でしょ!」「今日の『ひよっこ』で泣いた…」など、SNSを中心に大反響が寄せられた。

いよいよ“羽ばたく”とき?


乙女たちは美少女ぞろい! まさに次世代スターの宝庫(C)NHK


これまでなかなか視聴率20%の壁を超えられず、物語のおっとりとした進み方を批判する向きもあったが、“みんながみんな英雄”のようにすてきなキャラクターたちの宝庫であり、ヒットメーカー・岡田惠和が紡ぎ出す繊細で緻密なストーリー展開は、朝ドラウオッチャーたちをうならせてきた。

さらに、みね子が暮らす乙女寮のメンバーも藤野涼子松本穂香、そして八木優希ら、それぞれいつ大ブレークしてもおかしくないニューヒロインが多数おり、有村だけでなく脇を固めるキャストたちからも目が離せない。

ようやく“時代が追い付いた”感のある「ひよっこ」。果たして今回の高視聴率が、ブームの起爆剤となるか?

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