芸能事務所アミューズに所属し、女優として活動する中田青渚。2022年7月8日(金)NHK・BSプレミアムにてスタートする「善人長屋」ではドラマ初主演を務めるなど、活躍の場を増やしている。「言葉遣いが口に馴染むまで難しかった」と時代劇ならではの難しさを振り返り、「色気もありながら少女っぽさもある女優」と今後の女優像についても話した。
――初の出演作はオーディションではなくオファーだったそうですね、決まった時の心境をお聞かせください。
嬉しい気持ちもあったんですけど、やっぱり驚きが大きかったです。私?みたいな。(笑)
主演をいつかやりたいなと思っていたんですけど、こんな早くにお話いただけると思っていなかったので、本当にびっくりしました。
――撮影でのエピソードや、印象に残っていることはありますか?
溝端さんと同じシーンが多くて、普段の楽しいプライベートの話もするんですけど、お芝居的なことでアドバイスをいただいたのが、初めてだったのですごく印象に残っています。
本当に勉強になりました。
――今作品は現代人の中田さんにとってかなり新鮮味を感じられた作品になったかと思います。その中で一番苦戦したところはどんなところでしたか?
やっぱり、言葉遣いが難しかったです。「おとっつぁん」「おっかさん」とか。今だったら全然違和感なく言えるんですけど、初めて台本を口に出して読んだときは全然馴染みがなくて、ただ言っている感がすごかったです。言葉自体も知らない言葉も多くて一つ一つ全部調べながら台本を確認しました。
――時代劇ならではの工夫や、演じる上で、気をつけたポイントをお聞かせください。
所作がぎこちなくならないようにクランクインの前から2ヶ月くらい所作の稽古をしていただきました。敷居を踏まないように歩かなきゃいけなかったんですけど、踏まないように歩くと、避けている感じが引きで撮るとわかっちゃうんです。なので、そこは気をつけながら演じていました。
――役作りはどのようにされましたか?
リハーサルをやっていただいて、そこで監督と話し合う時間があったのでスッと役に入り込めました。
――かなり豪華な俳優さんとの共演になりました。自分の成長を感じられるところはありましたか?
だいぶ社交的になりました。今までも現場入ってコミュニケーションをとるんですけど、そんなに多く取れる方じゃなかったんです。でも、この現場に入って積極的にコミュニケーションを自分から取るようになって、たくさん話すことによって、お芝居をするときにリズムがわかったりとか、お芝居しやすかったりしたので、大事だと実感しました。
――積極的にコミュニケーションを取るようになったのは、天真爛漫なお縫ちゃんの影響ですか?
そうですね。お縫は、みんなにやろうよ!って、引っ張っていく役でもあるんです。でも1人の力だけではできなくて、裏稼業を持つ長屋の人たちの力を借りて、人助けをしているので、自分と重ね合わせながら私もスタッフ、キャストの皆さまに助けてもらおうとたくさんコミュニケーションをとっていました。
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