――新加入となったジャニーズWEST・小瀧望さんも、シーズン4までの倉科さんのように大先輩方に緊張しているかと思うのですが、倉科さんから見た小瀧さんの印象を教えてください。
小瀧さんはとても真面目な子なんだろうなと思うと同時に、とても温かい子なんだろうなとも思いましたし、人の気持ちをくめるというか、ちゃんと人の痛みを知っている子なんじゃないかなとも感じました。
――小瀧さんとのシーンではお互いに相談などはされましたか?
あんまり、「こうしよう」「あぁしよう」とお互いに相談するということはなかったです。ただ、第1話の最後のシーンで、カメラが回っていなかったので映像には残っていないのですが、小瀧さんが犯人役の方を落ち着かせるように、背中にそっと手を添えたんです。その姿を見た時に、「あぁ、この子は温かい子なんだろうな」と芝居から見えてくる人となりを感じました。
――環にとって路敏(小瀧)はどんな存在だと思いましたか?
特別意識はしていなくて新しく「新専従捜査班」に入ってきた刑事ということだけだと思います(笑)。自分が先輩方にしてもらっていたことや教えてもらったことを、後輩の路敏に還元しようと環なりに行動している気がします。
何度も言ってしまいますが、「新専従捜査班」というのは、個の力が強いチームなんです。キャスト自身もそうですけど、役柄の性格も捜査の仕方もそれぞれ違うし、自分のやり方があるんです。特に天樹くんは違いますよね(笑)。
チームであり、個でもある「新専従捜査班」に入ってきた路敏にも路敏のやり方があるんだなと台本を読んでいて感じました。その一方で、環は一番大事なことである「刑事の基礎」や天樹くんをはじめ「新専従捜査班」のみんながどれだけ努力しているのかを分かってほしいというのだけは伝えておこうと考えていると思います!
――環といえば青山(塚本高史)との関係性が話題になったりしますが、倉科さんにはその反響は届いていますか?
よく耳にします! 「刑事7人」の取材を受けていると環と青山くんはどうなるんですか?と聞かれることが多いです。でも正直、私たちも二人の急接近にはびっくりしたんです。急にルームシェアするという展開になり、恋愛に近い関係で描かれたので、「え?ここが…!?」「ルームシェアするんだ!」と驚きました(笑)。
環と青山くんはお互いに仕事を頑張ってきて、恋愛というものに疎かったりするんです。青山くんは過酷な生い立ちだったりもするので、不器用な二人による純度の高い恋愛なのか、何なのか分からないですけど、視聴者の皆さんが楽しんでくださるのであればうれしいです。
――「刑事7人」といえば夏の撮影がメインかと思いますが、撮影中に気を付けていることは?
水分を多く補給することはもちろんですが、とにかく暑さを感じないように「無」になることです(笑)。刑事ドラマの撮影って本当につらいんです! 犯人が行くところは山とか海とか埠頭(ふとう)とか、あとは倉庫や昔ながらのアパートが多くて、冷房がないんです(笑)。なので、「無」になって汗をかかないように努力しています。
――貴重なお話をありがとうございました。では最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。
まさかシーズン8まで続くと思っていなかったので、皆さんの応援があってここまで届けることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。シーズン8もこの暑い夏にぴったりな作品となっていますので、たくさんの方に見ていただき、楽しんでいただければうれしいです!
※高嶋政宏の「高」は正しくははしご高
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