中島裕翔「純愛ディソナンス」トレンド1位スタート “闇”抱える演技にゾクッ

2022/07/15 14:18 配信

ドラマ レビュー

中島裕翔“正樹”と吉川愛“冴” (C)フジテレビ

Hey! Say! JUMP中島裕翔が主演を務めるドラマ「純愛ディソナンス」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)が7月14日にスタート。15分拡大で放送された第1話は、中島演じる正樹と、吉川愛演じる女子高生の出会いが描かれた。衝撃のラストも注目され、Twitterのトレンド1位に輝いた。(以下、ネタバレがあります)

正樹が私立高校に音楽教師として赴任


同作は、新任音楽教師・新田正樹(中島)と生徒・和泉冴(吉川)の純愛を軸にストーリーが展開。タブーと背中合わせな純愛は、次第に周囲を巻き込み、やがて“ディソナンス=不協和音”となり、ドロドロな展開を生み出していく。

冴の同級生の朝比慎太郎にHiHiJETS・高橋優斗、国語教師・碓井愛菜美に比嘉愛未、社会科教師・加賀美理に眞島秀和がふんする。

第1話は、勤めていたピアノ教室が倒産し、職を失ったばかりの正樹のもとへ、音大の先輩で、亡くなった兄・幸助の恋人でもあった小坂由希乃(筧美和子)から連絡が入る。自身の後任として高校の音楽教師にならないかという誘いだった。最初は断る正樹だったが、学校法人の理事長である父・秀雄(神保悟志)の命令から逃れるため、申し出を受けた。

赴任前夜、高校を訪れた正樹は、音楽室に立ち寄り、ピアノを弾き始める。すると、慎太郎らと学校に忍び込んで教頭の影山(手塚とおる)に見つかり、ピアノの下に隠れていた冴と目が合い…というストーリーだった。

光と影を中島裕翔&吉川愛が好演


表向きは好青年だが、内心は打算的な正樹。モノクロ&顔の半分だけ映し出される演出で、その心の中をモノローグで語る様がゾクゾクさせた。正樹が抱える闇は深い。両親ともに教育関係者で、優秀だった兄と比較され続けて、強いコンプレックスを抱いていた。その兄が事故で6年前に亡くなってからも、どうすれば周囲からよく思われるかと考えながら生きてきたのだ。

また、母子家庭で育った冴は、男性に頼る価値観を持つ母・静(富田靖子)に依存されている。弱みを人に見せられない冴は、正樹の“影”を感じとる。

純粋な部分で惹かれ合う2人。その“光”と“影”を、中島と吉川が好演している。