香取慎吾、草なぎ剛とは間違えられるが「『吾郎ちゃん』って言われたことは一度もない」

2022/08/29 21:15 配信

映画 会見

香取慎吾が映画「犬も食わねどチャーリーは笑う」の完成披露舞台挨拶に登壇撮影:大野代樹

俳優の香取慎吾が8月29日、都内で開催された映画「犬も食わねどチャーリーは笑う」の完成披露舞台挨拶に、岸井ゆきの井之脇海的場浩司余貴美子市井昌秀監督と共に出席。撮影中に市井監督から謝られたエピソードや、驚いたことを語った。

僕自身、香取慎吾はすごくいい男なんですね(笑)


今回の舞台挨拶の様子は、全国192の劇場で生中継。香取は「192の劇場全部が満員なんですよね?」と来場者に問いかけると、会場からは拍手が沸いた。続けて「この何年、離れていないといけない時間が続いていますから、たくさんのお客さんの前で舞台挨拶ができてとてもうれしいです。1年前に撮影したのですが、やっと公開できるということで、たくさんの人に見ていただけたらなと思います」と喜んだ。

平凡な男・田村裕次郎(香取演じる)を演じたことについては「すごくダメな男なんですけど、僕自身、香取慎吾はすごくいい男なんですね(笑)」と笑わせ、「演じながらどうにも納得がいかなかったり、共感ができなかったりしました。監督に『本当にダメですよね』っていう話をすると、監督自身を描いた作品でもあるので、『ダメだな』って監督に対して言ってるみたいになっちゃって『本当にすみませんでした』って謝られました(笑)。ちなみに、監督と僕は同い年です」と撮影を振り返った。

さらに「嫌な役のクセとして『いい意味で』って言うんです。それがすごく鼻につくと言うか、嫌でした。ゆきのちゃんと僕に監督が演出する時に『次のシーンはこうしてほしいです。いい意味で』って言ったんです。二人で『監督、今のまじですか』ってなりましたね。監督の口癖でもあるから、それが入ってるんですよ」と驚いたエピソードを話した。

また、同作品の内容にちなみ、愚痴はあるかと聞かれた香取は「全然違うはずなのに、いまだに時々『草なぎくん』って言われます。『慎吾です。ぜんぜん大丈夫です』って言うんですけど、同じグループだと一緒になっちゃうんですかね…。でも『吾郎ちゃん』って一度も言われたことないです」と言い、会場を笑わせていた。

映画「犬も食わねどチャーリーは笑う」は、9月23日(金)より全国で公開。

※草なぎ剛のなぎは、弓へんに前の旧字体その下に刀が正式表記

◆取材・文=大野代樹

映画「犬も食わねどチャーリーは笑う」の完成披露舞台挨拶より撮影:大野代樹