永瀬廉“信長”を筆頭に武将クローンのクラスメイトたちが大活躍する見応えある展開に<新・信長公記>

2022/09/12 11:45 配信

ドラマ レビュー

円陣を組んで奪還作戦の会議をする永瀬廉“信長”たち (C)ytv

King & Prince永瀬廉が主演を務める日曜ドラマ「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系) の第8話が9月11日に放送された。信長(永瀬)が掲げた、みやび(山田杏奈)と家康(小澤征悦)の奪還宣言。クラスメイトが団結して向かう様は、歴史ファンもワクワクする展開となった。(以下、ネタバレがあります)

捕らわれたみやびと家康を助け出す作戦とは…


同ドラマは、甲斐谷忍の漫画「新・信長公記~ノブナガくんと私~」(講談社)が原作。戦国武将のクローン高校生たちが集結した2122年の銀杏高校を舞台に、「旗印戦」と称した戦いで学園のてっぺんを目指して大暴れする“学園天下獲りエンターテインメント”となる。

主人公・織田信長を永瀬、クラスで唯一武将ではない女子高生で学級委員長の日下部みやびを山田杏奈、豊臣秀吉をなにわ男子西畑大吾、明智光秀を萩原利久、上杉謙信を犬飼貴丈、伊達政宗を三浦翔平、武田信玄を満島真之介、黒田官兵衛を濱田岳、徳川家康を小澤征悦が演じる。

第8話は、旗印戦は一時休戦状態となり、家康が殺したという博士(酒向芳)の息子(波岡一喜)が支配する黒百合高校に捕らえられたみやびと家康を奪還すると信長。ただ、クラスメイトが集まっての会議で官兵衛が奪還作戦の考えを聞くも、「勝つ!」とだけで、ノープランだった。

そんな信長に明智は「わざと時間を与えてみんなに策を考えさせる。共に戦うというモチベーションをさらに高めるために」と言うが、信長は「皆を頼りたい、それだけだ」と答えた。

クローン武将たちの見せ場が盛りだくさん!


明智の言う通りに、クラスメイトたちがそれぞれで策を考えて準備を進め、戦いに挑んだ。その様子は、彼らが武将のクローンであることから、歴史上の逸話に基づいた展開に。

第6話でライバルながら熱い絆を見せて視聴者を魅了した謙信と信玄。謙信は「お前と一緒に戦いたい」と願い、信玄もうなずいた。その直後に、ことわざ「敵に塩を送る」の由来となった逸話のように、謙信が塩を渡して信玄がおにぎりに振りかけて食べるという場面が。

第7話で仲を取り戻した黒田と竹中重治(栁俊太郎)は、共に軍師だった2人らしく黒百合高校のアジト探しや作戦の取りまとめを。

そして戦いの場面では、小牧・長久手の戦いで敵の秀吉を怒らせたとされる悪口(あっこう)を繰り出した榊原康政(内藤秀一郎)、戦国時代の兵法のひとつ“釣り野伏せ”で戦った井伊直政(駿河太郎)たち、敵の大将だけでなく部下のデータも収集して「やみくもに戦わないですみます」とした明智。

また、史実ではないが、政宗が幼なじみという設定の黒百合高校三将の一人、ジャンヌ・ダルクと向き合うという描写も。

それぞれの武将たちの見せ場が盛りだくさんに描かれた。