阿部寛“M”周囲の変化に取り残される 尾野真千子“F”は暇を持て余す<すべて忘れてしまうから>

2022/10/20 07:15 配信

ドラマ

「すべて忘れてしまうから」第6話が10月19日配信開始(C) Moegara, FUSOSHA 2020

ディズニープラス「スター」の日本発オリジナルドラマシリーズ「すべて忘れてしまうから」。9月14日より配信がスタートし、世界にも順次配信中。その第6話が10月19日より配信。それに伴い、第6話の場面写真や第5話の内容をエンディング楽曲とともに振り返るMVが公開された。

「すべて忘れてしまうから」

本作は燃え殻の同名エッセーを、国内トップクリエーターが実写化したドラマ。ハロウィーンの夜に突如姿を消した恋人をめぐる、ミステリアスでビタースイートなラブストーリーを描く。

流されるままに生きるそこそこ売れっ子のミステリー作家“M”は、消えた恋人“F”を探すことに。しかし、次第に“M”の知らなかった“F”の一面や秘密があきらかになっていく。

物語の主人公となる“M”を演じるのは阿部寛。自身にとって、キャリア初の配信ドラマ出演、かつ久々のラブストーリー作品への出演となる。また、“M”の失踪した彼女“F”を演じるのが、尾野真千子。さらに、主人公の“M”の行きつけであり、ハロウィーンの夜に彼女が消えた場所でもある、物語のキーとなる舞台“Bar 灯台”のオーナーを、Charaが演じ、同じバーで働く元バンドマンの料理人役を宮藤官九郎が務める。

「変わっていくんですよ、全部」

第5話のラストでは、ついに失踪中の"F"から着信を受けた"M"。彼女から意外なことを頼まれ"F"不在の自宅を訪れるも、謎は深まるばかり。

第6話は、"M"が作家になる前にテレビ制作の下請けの仕事をしていたことが明らかになる。その際に親しくなった、TVプロデューサーの大関が病床に付していると言う噂を耳にする。大関の様子が気になった"M"はかつて勤めていた制作会社を訪れる。すっかり変わってしまった顔ぶれの中、社長(渡辺いっけい)の姿が。社長から大関の癌はかなり進行しており入院中という事を知る "M"。勝手に変わっていく周りとは対象的に、「お前は何も変わらないな」と社長に言われる"M"。

その帰りに立ち寄った“Bar 灯台”には"F"の姉(酒井美紀)がいた。"M"は"F"と電話で話した事を伝えると姉は少し安心し、店を出ていく。会うたびに遺産を持って失踪した妹の「連帯責任」としてお金を取られていた"M"は、姉が徴収を忘れている事に気付き、お金を渡すと、姉は首を振り「もういいんです」、「変わっていくんですよ、全部」と言い去りでていく。一方、閉店後の締め作業中の“Bar 灯台”では、泉(青木柚)はフクオに、意を決して自分が息子である事を伝えるのだった。

そんな中、海辺のラグジュアリーなベッドルームで、“F”は一人暇を持て余していた。テラスに出ると目の前には、美しい朝焼けの海が広がっていた。