<silent>がトレンド席巻、川口春奈“紬”が目黒蓮“想”に打ち明けた「今好きなのは湊斗」

2022/10/21 13:42 配信

ドラマ

想が去った後で紬は涙をこぼす

「silent」第3話より(C)フジテレビ


湊斗との再会以前、紬と想は、紬の仕事終わりに2人で話していた。想が「湊斗に悪いから、もう二人で会うのはやめよ。良くないと思う」と思いを打ち明けると、紬は「今はもう、佐倉くんのこと高校の同級生としか思ってない。今好きなのは湊斗。佐倉くんは違う。好きじゃない」と、音声入力アプリを使って気持ちを伝えた。このとき、紬の発言が本音だったかどうかは分からない。好きではないと言いながらすぐに手話を覚えようとした行動や、想を見つけたときの顔の輝きからいって、無理をして言っているのではないかということは、想が去った後で一人涙をこぼす紬の姿からみても想像がつく。

一方、想も紬が現在の恋人を「湊斗」と下の名前で自然と呼ぶことにも反応してしまうほど、紬への気持ちは消えていない。自分のことは一度だけ「想くん」と呼んでもらったことしかないし、紬の声はもう聴こえない。その現実にうつむく想の顔は切なさに満ちていた。

湊斗の絞り出した思い「何で俺に言ってくれなかったの?」

「silent」第3話より(C)フジテレビ


紬が、想と湊斗に再び友人として仲良くなってほしいと願っているのは真実だ。買い物に出ている紡が不在の中、ついに湊斗と想が2人だけの時間を過ごした。湊斗は、自分の問いかけに答えることのない想の姿に胸が張り裂けそうになり、聴こえないと分かっていながらも「想らしいよね、隠すとか別れるとかそういう風に決めちゃう感じ。紡に迷惑かけたくないとか、分かるけど。分かるけど何で俺に言ってくれなかったの?」と涙ながらに訴えた。

少し前に紬と想のやりとりがあったことは、湊斗には知る由もない。「今好きなのは湊斗」。この言葉をもし湊斗本人が聞いていれば、想本人への当たりも少し柔らかくなったのではないだろうか。皆友人や恋人思いの優しい登場人物たちで、誰も悪くないという状況の中で、かつて笑い合っていた仲間たちの関係が崩れそうな展開。ここまで見守ってきた視聴者も切なさを抱えている。

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