――30年前に公開された映画「シコふんじゃった。」のキャストも出るそうですね。
葉山:胸アツなシーンがたくさんあります。竹中直人さんや田口浩正さんも映画では一日中まわしを締めたままだったみたいで本当に痛かったって仰っていました。お二人からはまわしを締めている時の上手なトイレのコツを教えていただいて。経験された方たちにしか分からないことを聞くことができて助かりました。
伊原:映画「シコふんじゃった。」は竹中さんにとって大切な作品だというお話をしてくださって。「今回のドラマがみんなにとって一歩羽ばたく作品になったらいいなと思っている」と言っていただいたのですごくうれしかったです。田口さんからも大事なシーンの前に「どうしたって君たちはすてきだから最後まで頑張って」と励ましていただいて。本当にすてきな方たちだなと思いました。
葉山:めちゃくちゃいい話じゃん。俺、トイレの話しかしてないよ(笑)。
――劇中の登場人物はかなり個性豊かですが、俳優の仕事をする上でこれは誰にも負けないと思う自分の“強み”は何ですか?
葉山:今どきの男子をやらせたら勝てる自信はありますね。“THE今どき男子”という役を演じたら誰にも負けません!
――周りから言われることもありますか?
葉山:「いい意味で肩の力が抜けてるね」って言われることがあり、そこは自分の強みなのかなと思っています。
伊原:私の強みは「劣等感」かもしれません。基本的にいつもできないところからスタートすることが多いんです。それを分かって生きてきた23年間なのでどこまで頑張ればいいのか。ここまで頑張ってみようって努力することが全然苦じゃないんです。そもそも、それを努力だと思っていないかも。学生時代はずっと部活をやっていたので目標に向かって練習するとか、頑張ることは割と得意なのかなと思っています。
――最後に「シコふんじゃった!」のタイトルにちなんで、最近「何々しちゃった!」エピソードをお聞かせください。
伊原:今舞台をやっているんですけど(※取材時)、現場にキャストの方のお子さんが来ていて。朝から劇場でその子たちとかくれんぼをしちゃいました(笑)。大きな声を出しながらやっているので発声の練習になっているかもしれません。
葉山:前の取材で久々に四股をふんでみようと思ったら、クランクアップから結構時間がたっていたので足に違和感が。やっぱり、四股は継続してやらないとダメですね。若干、右内ももを痛めちゃいました(笑)。
◆取材・文=小池貴之
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