玉森裕太“諏訪野”が涙にくれる中で、カルテの持つもう一つの意味合いに感動<祈りのカルテ>

2022/11/06 17:28 配信

ドラマ レビュー

諏訪野(玉森裕太)とみどり(池田エライザ)はVIP患者の絵理(成海璃子)と会う(C)NTV

Kis-My-Ft2玉森裕太が主演を務めるドラマ「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)の第5話が11月5日に放送された。極秘入院の情報漏洩スキャンダルに巻き込まれる中、諏訪野(玉森)が涙にかえて医師としてまたひとつ成長。Twitterのトレンド1位を獲得する反響となった。(以下、ネタバレがあります)

人気女優の入院にソワソワする諏訪野


同ドラマは、現役の医師でもある作家・知念実希人によるシリーズ累計20万部突破のベストセラーが原作。研修医・諏訪野良太(玉森)が、カルテを通して患者たちの秘密とうそを優しく見破るハートウォーミング・ミステリーとなる。

諏訪野と同期の研修医として、曽根田みどりを池田エライザ、冴木裕也を矢本悠馬、橘麻友を堀未央奈、牧村康雄を濱津隆之、谷川聖人をYUが演じる。

第5話は、初期研修11カ月目の諏訪野とみどりが循環器内科で研修を。指導医・上林(高橋努)に連れられて行った病室には、特発性拡張型心筋症で極秘入院している俳優・絵理(成海璃子)がいた。入院していることがマスコミにバレないよう、万全を期して家族にも連絡していない絵理は「とにかく私がここに入院していることは、絶対に誰にも言わないで」と念を押した。守秘義務はもちろん知っていても、どこかソワソワしてしまう諏訪野。そんなとき、週刊誌に記事が掲載されてしまった。

数々の言葉から“うそ”を見破る


今回は、誰が情報をリークしたのかという、いつもとは少し様相が違う“謎解き”。そんな中で、やはり諏訪野は絵理の“うそ”を見破った。

VIP患者ということで上林がカルテを書いていたため、決めぜりふは「カルテがすべて教えてくれました」ではなく、「あなたの言葉がすべて教えてくれました」を発した諏訪野。諏訪野らに冷たい態度だったことも、アメリカで心臓移植を受けることも、所属事務所の社長が寄付金を募る記者会見を開いたことも、すべて絵理が考えた筋書きだった。

これまでさまざまな病院で同じ病気の人たちが亡くなっていくのを見てきた絵理は、自分の名前でお金を集め、全部寄付しようと思ったのだ。ただ一つ、「うまく演技ができなかった」と振り返ったのが、妹・沙智(豊嶋花)への態度。腎炎を発症した沙智は、みどりがずっと気にかけてきた患者でもあった。

「嫌なお姉ちゃんだったら、死んでも悲しくないでしょ」の言葉に、諏訪野は「死ぬなんて言っちゃダメですよ。病院は患者さんが元気になるところなんですから」と返した。すると絵理は「だったら、諏訪野先生がなって。私の病気、治すお医者さんに、諏訪野先生がなってよ」と願い、諏訪野は「絶対になりますから」とうなずいた。

ところが1週間後、絵理の容態が急変し、脳死状態に。諏訪野は「なんかできることありますよね。だって、まだ反応あるじゃないですか!」と泣き叫んだ。