さらに、二宮は柳楽演じる阿川大悟たちを一目見るべくロケ現場に訪問。実写化にあたり「あのディズニーで世界配信。人に自慢できるなと思いましたね」と、ディズニーで実写化される驚きと映像化への喜びを語っていた。
そして、柳楽優弥、笠松将、吉岡里帆らの演技を見学した二宮は、「改めて撮影を見るとドラマ化を実感できる部分と、ある意味手を離れたなって思う部分と、両方の気持ちを味わいましたね」と自らの生み出した物語が新たな一歩を踏み出す期待感を語った。また、主演の柳楽優弥については、「最初、想定の年齢だと35、6歳くらいの人が演じるのがちょうどいいかなと思っていたので、若いかなという印象はあったんですけど、実際会ってみて、柳楽さんはやっぱり演技力が高いのを感じましたし、様になってましたし、かっこよかったです。作品自体も楽しみですよね」と柳楽優弥が演じる阿川大悟の姿に感銘を受けた様子だった。
その後、無事に撮影は終了、完成した本作の第1話・第2話を東京国際映画祭のスクリーンで鑑賞した二宮。「重厚感があって、安っぽくない。フィクションの作品はリアリティを出すのが難しいと思うが、この作品はかなりギリギリの嘘っぽくならないラインに拘って製作していただいたのかなと思った」と、日本最高峰のキャストとスタッフで制作された本作の“本物さ”を絶賛。また、「柳楽さんが動いた時の迫力・狂気を感じました。笠松さんはお顔を始めて拝見した瞬間に『あ、この人だ』と思ったので、配役もイメージ通りでありがたかったです」、と改めてキャスティングへも太鼓判を押した。
キャスト・スタッフさらには原作者もが完成度の高さに自信をのぞかせる本作は、先日まで開催されていた第35回東京国際映画祭にて初めて1話・第2話が上映された。上映後には客席から自然に拍手が起き、SNS上でも、「やばい…ガンニバル、面白っ!」「絶望なのか希望があるのか展開が気になりすぎる」「ずっとハラハラワクワクが止まらない抑制の効いた作品!!」「早く続きが見たい!」「結末知っていても、ぜひ続きの映像を見てみたい」と絶賛の声が相次いでおり、また、海外のファンからも「配信が待ちきれない!」という投稿がみられるなど、まさに日本のみならず海外からも大きな注目を集めている。
本作の舞台は、都会から遠く離れた山間にある「供花村(くげむら)」。警察官の阿川大悟(柳楽優弥)は、ある事件を起こして供花村の駐在として左遷され、犯罪とは無縁の穏やかなこの土地で家族と静かに暮らしていた。しかし、一人の老婆の奇妙な死をきっかけに、彼は少しずつ村の異常性に気付いて行く。そして、“この村では人が喰われているらしい”という、衝撃の噂を耳にする。穏やかな日常を次第に狂気が蝕んでいく――。
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