池田匡志“良介”のピュアな涙に心が洗われる<君の花になる>

2022/11/26 19:49 配信

ドラマ レビュー

「8LOOMを続けていても意味がない」と去った良介

寮で話をする良介とあす花。良介は有起哉(綱)にどうして今更電話してくるのか伝えて欲しい、こっちは必至で8LOOMが目に入らないようにして生きているのに、と言い、みんなが自慢や自分を馬鹿にしたいのじゃないかと口走る。

そこに8LOOMのメンバーが帰ってきて、有起哉は良介に心配していたのにと怒った。良介は乾いた笑いを漏らして、このまま8LOOMを続けていても意味がない、将来のことを考えてやめると脱退時に弾に言ったことを話す。

「なんでイベント来るなんてって返事したんだよ」と有起哉が尋ねると、「さあ?お前らの邪魔したかったのかも」と捨て台詞を残して良介は帰っていった。

8LOOMのライブ当日、あす花が良介を訪れて彼らの仲を修復しようと語りかけたおかげで、良介はライブが行われる母校へと向かう。8LOOMの新曲「hikari」が始まるなか、会場に飛び込んでくる良介。彼に気づいたケンジが肩を抱き、「大丈夫!その痛みはだんだん薄くなるから。完全には消えないけどね」と優しく声をかける。

良介は8LOOMの歌を聞きながら、笑顔になってゆく。メンバーとのかけがえのない日々が思い出され、涙ぐむ良介。ライブがクライマックスを迎えると、良介は涙を浮かべながら夢中で拍手して、「8LOOM最高!」と叫ぶのだった。

良介を演じる池田の満面の笑みとピュアな涙に思わずもらい泣きしてしまう。見ている方の心が洗われる感動のシーンとなった。

構成・文/入江奈々