三島寛治(佐野玲於)は、主にゴシップ記事を扱う「週刊タイムズ」の記者。熱い思いを持って入社したものの、有名人のスキャンダルばかりを追いかける日々に、どこか虚しさや違和感を覚えていた。そんなある日、三島はある男の取材を任される。男の名前は、木原慶次郎(桐谷健太)。元2代目西宮会の若頭補佐で、現在は裏社会、政治、芸能、あらゆる分野に精通し、情報屋の中でも都市伝説的な存在“インフォーマ”として、その名を知られる人物だった。
同じ頃、都内のホテルでは、謎の男(森田剛)が、秘書らしき人物と商談をしている。多額の報酬を提示されたこの男は、「3日で終わらせる」と成功を約束して…。
木原は三島を“ポンコツ”と呼び、自らの運転手に指名。東京へ来るのは5年ぶりだと言う。歌舞伎町のキャバクラで「二代目ポンコツ君、死んじゃだめだよ」と何やら意味深な言葉を投げかけられる三島。しかし、三島が理由を尋ねようとした次の瞬間、スマホが鳴り、木原の表情が一変する。それは、前代未聞とも言える第一の殺人事件の知らせだった。