「直虎」菜々緒、駄目亭主の尻のたたき方を瀬名から学ぶ

2017/06/14 07:05 配信

ドラマ

菜々緒演じる瀬名は幼い頃から今川氏真の妻となることを夢見ていたが、思いがけず徳川家康の妻になる(C)NHK

菜々緒が、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(毎週日曜夜8.00-8.45ほか、NHK総合ほか)に出演中。菜々緒が演じているのは、阿部サダヲ演じる松平元康(家康)の正室・瀬名。瀬名は「桶狭間の戦い」で元康が今川を裏切ったことで、今川氏真(尾上松也)より自害を命じられてしまうが、人質交換により命を救われ、家康と名を改名した夫の元へ向かうことができた。

そして、6月18日(日)の放送で、そんな瀬名が久しぶりに登場。家康と話し込むシーンを見ることができる。いったいどんな心境で瀬名を演じていたのかなど聞いてみた。

――改めて、瀬名を演じている感想を教えてください。

喜怒哀楽がはっきりしていてる女性を演じることができるのは楽しいです。今川を手に入れるという強い野心を持ちながらも、井伊のことであったり母との約束を大切にしている優しさと思いやりを持った女性ですので、そういった細かい部分が皆さんに伝わるように演じています。

――「桶狭間の戦い」で、元康が今川を裏切ったことで瀬名は窮地に立たされることになりましたが、その時の瀬名の気持ちをどのように感じていましたか?

まず、自分のことより息子の竹千代のことが心配になっていました。私がそんな状況に置かれていたら、諦めてしまっていたかもしれません。なので、次郎法師(柴咲コウ)が命乞いに来てくれたシーンには感動したんです。お芝居をしようとしなくても入り込んでいました。

――夫の家康と久々に出会ったシーンのご感想を教えてください。

瀬名にとって心に余裕がある状況とはいえないのに、家康の弱音をしっかりと聞いてあげて、受け止めてあげるんです。やはり、瀬名は器の大きな女性なんだなと感じました。瀬名がそういうふうに男性の背中を押して上げることができる女性だったからこそ、家康も出世していったんでしょうね。私も感心しました。

――瀬名としての直虎に対する思いや、直虎を演じる柴咲コウさんの印象を教えてください。

直虎は、井伊の家のため、追放された許嫁のために出家までしてしまうという強い女性ですが、瀬名もまた、家のために松平元康と結婚し、夫を出世させるため背中を押し、息子を守ろうとする強い女性。そんな強さを持った女性として、直虎に自身と近いものを感じているんでしょうね。

柴咲コウさんは、本当にきれいな方です。失礼なのでできませんが、じーっと見ていたいですね(笑)。演技を拝見させていただいて勉強にもなりますし、存在感と安心感のある方です。