平野紫耀“黒崎”の涙など、最終回直前に見せた緊張感あふれる“サシ演技”の数々に反響<クロサギ>

2022/12/17 17:56 配信

ドラマ レビュー

平野紫耀“黒崎”が黒島結菜“氷柱”に見せたつかの間の笑顔が愛おしい(C)TBS

King & Prince平野紫耀が主演を務めるドラマ「クロサギ」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系) の第9話が12月16日に放送された。最終決戦に向けた準備を着々と進める黒崎(平野)。俳優陣の見応えある演技が物語を盛り上げ、Twitterのトレンド入りする反響となった。(以下、ネタバレがあります)

黒崎が真の敵との最終決戦へ

同ドラマの原作は、2013年に全42巻で完結した黒丸夏原武による漫画「クロサギ」シリーズ。2022年の現代を舞台に、詐欺によって家族を失った主人公・黒崎高志郎(平野)が、人をだまして金銭を奪うシロサギと色恋をえさにするアカサギと呼ばれる2種類の詐欺師をだます詐欺師=クロサギとなって、本当の“敵”を探し出し闘っていく物語が繰り広げられる。

検事志望の大学3年生・吉川氷柱を黒島結菜、甘味処の店主ながら裏の顔は詐欺師業界のフィクサーである桂木敏夫を三浦友和が演じる。

最終回直前の第9話。黒崎は桂木と決別し、真の敵・宝条(佐々木蔵之介)を“喰う”ための準備を進めていく様子が描かれた。そんななかで見られた数々の2ショットシーンの演技が強く印象に残った。

黒崎が桂木に決別宣言するも涙

前回ラストで警察に逮捕された黒崎。それは宝条の差し金だったが、桂木の力によってすぐに釈放された。

桂木の店に向かった黒崎は、“おやじ”呼びから“桂木さん”に変化させ「宝条と組んでる限り、あんたの命令はもう聞けない」と決別宣言をした。それに対して桂木は「宝条を喰って、最後は俺なんだろ。喰い合いだな」と告げた。

視線を外さずに会話した2人だったが、桂木の言葉のあと、黒崎の目にはみるみるうちに涙がたまっていった。

黒崎は父親がだまされた詐欺の大元にいたのが桂木と知りながら、直接だました相手=敵を倒すために桂木と師弟関係になった。その6年間の日々で紡がれた思いや最終決戦への覚悟などが内包されていることが痛いほどに伝わってくる会話劇。そして、平野があふれさせた涙も大いに胸を打った。