堀井新太主演ドラマ「3人のパパ」(TBSほか)が放送中。本作は今を生きる“ゆとり・さとり世代”と呼ばれる男たちが、過去の無責任な行動が原因で赤ちゃんを育てることになり、困難にぶつかりながらも目の前の命と向き合い、共に成長する姿を描くハートフルコメディー。
ついに前回・第8話の最後では晴大(室野慶心)の母親と名乗る女性が登場した。ますます目が離せない展開の本作の魅力に迫る短期連載企画“3パパだより”、10回目では、主人公・平林拓人役の堀井を直撃!
ドラマに対する思いや自身が持つ父親像、今後の見どころについて語ってもらった。
――堀井さんが演じる“平林拓人”の人物像を教えてください。
拓人は、頭で考えずに本能で動くタイプで、人生いろいろ投げやりというか、中途半端に物事をやってきた人物です。
でも、子育てを通して赤ちゃんの成長と共に拓人も成長して、第9話ではちょっと大人になった拓人を演じています。
――拓人とご自身は似てると思いますか?
僕と拓人は天真らんまんで明るくてポジティブというイメージが似てるとよく言われるんですけど、意外と自分は似てないんじゃないかなと思います。
拓人は、暗いシーンを一気に明るい方向に持っていったりする、非常にパワーが必要なシーンが多くて、心がパワフルな役なんですけど、僕は意外と頭で考えちゃうタイプなので(笑)、そこが難しいなと思いました。
拓人は「まぁいっか」が口癖で、本当に「まぁいっか」って思えるのが拓人なんですけど、僕はそう思えなくて、そこが根本的に違うなと。似ているようで遠い存在だなと思いながら演じてます。
僕、意外と“気にしい”なんですよね。拓人は多分、気にしても5秒くらいで「まぁいっか」ってなる(笑)。そういうタイプはすごくうらやましいです。
不安な気持ちとかを抱えている時に、(山田)裕貴や三津谷(亮)君にその気持ちを吐露すると、「気にするな、大丈夫だよ」って助けてくれて、それが救いです。
――民放連続ドラマ初主演の作品、現場での心持ちも変わってきますか?
座長として、とにかく一生懸命やるしかないなと。自分でもっと引っ張っていかなきゃと思いながら一生懸命やりました!
同世代の共演者が多い現場なんですけど、みんなとてもしっかりしていて、尊敬し合える役者さんだなと思いました。
日々監督と周りのスタッフさんと、みんなでいい作品にしようってディスカッションして絆を深めていった気がします。
――その中で、心が一つになったと感じた瞬間はいつですか?
赤ちゃんを撮影する時ですね。赤ちゃんってやっぱりどう動くか分からないので、じっとしてくれない時にどうみんなで工夫して撮影するとか、みんなで試行錯誤しながらやりました!
例えば寝てるシーンは、「寝て」と言っても寝ないので(笑)、お母さんが一緒にセットに入って、そこでお昼寝してもらってから、起きないようにお母さんに静かに出てもらって、僕たちも起こさないようにセットに入って撮るっていう…その時の緊張感すごかったです(笑)。常にいい緊張感だったと思います。
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