松本潤が主演を務める大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第1回「どうする桶狭間」が1月8日に放送された。古沢良太が脚本を務める同ドラマは、誰もが知る徳川家康の人生を新たな視点で描く、一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。
WEBザテレビジョンでは、同ドラマで徳川家康(松本)が父親のように尊敬する今川義元を演じる野村萬斎にインタビュー。古沢脚本の魅力や今川義元との共通点や共感できる部分、第1回の感想などを語ってもらった。
――今川義元という人物をどのように捉えて演じていましたか?
今川義元については諸説ありますが、徳川家康に対して、人質ではあったものの思想的に大いに影響を与えた人物だと捉えて演じさせていただきました。自身の身をもって家康に何かを授ける役だと感じています。
――古沢さんの脚本を読んで、どのようなことを意識して今川義元を演じましたか?
義元というキャラクターにおいては「王道を説く」ということがキーワードだと思います。戦うことは避けられない群雄割拠の時代の中で、厳格な人物として演じることを心がけました。
――古沢さんの脚本を読んだ感想を教えてください。
脚本を読んでいくと群像劇にもなっているし、さまざまな人間像を見せることで、視聴者の方が自身を投影できるようなエピソードや登場人物が存在していると思います。非常に見やすくなっていると思いますし、松本さんともそんなに数多く共演シーンがある訳ではなかったですが、「自分が家康をやるということに関しては自分なりの家康像を確立するんだ」と言っていたので楽しみです。