妻夫木聡がダークヒーローな闇医者に、20年ぶり共演の藤原竜也との掛け合いにも期待<Get Ready!>

2023/01/09 14:58 配信

ドラマ レビュー

昼間はパティシエ、その裏では天才的な技術を持つ闇医者を演じる妻夫木聡(C)TBS

妻夫木聡が主演を務める日曜劇場「Get Ready!」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系) の第1話が1月8日に25分拡大で放送された。タイトルがTwitterのトレンド上位に入り、生きる意味を問うダークな医療エンタテインメントのはじまりが衝撃を呼んだなか、闇医者を演じる妻夫木と、その相棒役の藤原竜也の共演も今後への期待を高めた。(以下、ネタバレがあります)

孤高の天才外科医が暗躍する異色のヒューマンドラマ

同作は、多額の報酬と引き換えに手段を選ばず患者の命を救う正体不明の闇医者チームの活躍を1話完結で描く完全オリジナルの医療ヒューマンドラマ。演出は、映画、ドラマ、舞台で幅広く才能を発揮する鬼才・堤幸彦が担当する。

妻夫木演じる主人公・波佐間永介は、“エース”と呼ばれる闇医者チームの天才執刀医で、昼間はパティスリー「カーサブランシェ」でオーナーパティシエとして働くという2つの顔を持つ。そんな波佐間が率いるチームの面々は、波佐間の相棒ともいえる交渉人で表の顔は優秀な国際弁護士の下山田譲(通称:ジョーカー)を藤原竜也、凄腕オペナース・依田沙姫(通称:クイーン)を松下奈緒、若き万能ハッカー・白瀬剛人(通称:スペード)を日向亘が演じる。

「生き延びる価値はあるのか?」

他で見放された患者を救うというとヒーロー的だが、エースはそこに条件を加える。

冒頭、脳神経を断裂して二度と歩くことはできないと告げられた副総理の羽場(伊武雅刀)に、エースは「あんたの命を救ったとして、生き延びる価値はあるのか」と問い掛けたのだ。羽場は「お前に人の命を選別する権利があるのか?」と返したが、エースは「俺が救う命を俺が選んで悪いのか」ときっぱり。ここが異色作といわれる根本となるところだ。

患者から要請があれば正当な理由なく診察を拒否してはならないという医師法に縛られない闇医者。その代わり、日本では認められていない術式や薬剤など世界最新の医療を提供するのだ。

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