“無敵のマイキー”を演じるには「アスリート並の集中力が必要」声優・林勇が語る、アニメ『東京リベンジャーズ』収録の裏側

現在放送中のアニメ「東京リベンジャーズ」聖夜決戦編(毎週土曜深夜2:08-2:38ほか、MBSほか)は、累計発行部数7000万部を突破した人気同名コミックをアニメ化。冴えない人生を送ってきた主人公・花垣武道(CV:新祐樹)が、人生のリベンジに挑むタイムリープ・サスペンスだ。

ディズニープラスで見放題独占配信もされる「聖夜決戦編」より、マイキー役・林勇にインタビューを敢行！　“無敵のマイキー”として、作品内でも絶大な人気を誇るキャラクターを演じる林に、作品への思いや収録の裏側などを語ってもらった。

アニメ「東京リベンジャーズ」聖夜決戦編×ザテレビジョン コラボSP！

──「週刊ザテレビジョン」コラボSPとして、マイキーの正装ともいえる特攻服姿で登場していただきました。このインタビュー時では放送開始前ですが、心境としてはいかがでしょうか？

“聖夜決戦編”の放送が目前に迫ってきたと実感できて、いろいろな気持ちが湧いてきました。ありがたいことに、作品人気がドンドン高まっていくのに比例して、撮影やイベントに出演する機会も増えまして。もうすっかり特攻服も着慣れてきた感覚があります。袖を通すと、自然と気が引き締まるようなところもあったり。

──マイキーのオーラを受け継ぐような感覚でしょうか？

そうですね。僕自身はマイキーたちみたいに悪くはないんですけど(笑)、声の主として彼を背負っている以上、なるべく要望に応えたいなと思っていて！　ただ、マイキーの代名詞であるハイキックを求められることも多いんですが、残念ながら彼の半分ぐらいの角度までしか足が上がりません(笑)。

──さすがにマイキーは身体能力が高過ぎますよね。

いや、ホントに！　彼は垂直ぐらいまで足が上がりますけど、僕の場合はそもそも柔軟運動から始めなきゃダメなので(笑)。そんな僕でもマイキーっぽさを出せるのが、特攻服を肩に羽織ってなびかせるポーズ。他のみんなの特攻服は短いのに、総長の彼だけは長ランで、シルエットからして貫禄もある。優越感に浸れるというか、ちょっと役得だなと思います(笑)。

──そういった特別感があるのも、マイキーの人気が高い理由かもしれません。

Twitterアカウントをマイキーのアイコンにしてくれている方を見かけたり、アニメが始まってから僕のファンになってくださったという方がいたり。テーマが暴走族という治安の悪いところがある作品ですけど、それでも小学生の子たちが見ていたりするんですよね。

しばらく連絡を取っていなかった地元の友だちから「『東京リベンジャーズ』見たよ！　がんばってるね！」って連絡をもらったりすることも増えて。そこから交流が増えたのは本当にありがたいです！　

──周囲からも作品の影響力の大きさが伺えますね。

2023年はさらなる“東リベ”イヤーになるという確信もあります。この取材を受けている段階でもスタンプラリーが開催されていたり、1月からはリアル脱出ゲーム『東京卍會大抗争からの脱出』が開催されたり。イベントだけでなく、新たに“聖夜決戦編”のアニメが始まることによって、相乗効果で『東京リベンジャーズ』に関係するビジュアルが街中にあふれるんだろうなと。

──まだ『東京リベンジャーズ』をご存じない方が、作品を知るきっかけにもなりそうです。

そうですね。原作コミックから追いかけている方、アニメで初めて知った方もいらっしゃるでしょうし、中には、イベントに参加して「何だか気になるな～」と触れる方だっていらっしゃると思うんです。いろいろなところに“つまめる”要素があるのも、大きな強みじゃないでしょうか。