7月から、いよいよ各局夏クールのドラマがスタート。ことしの夏クールのドラマは全28本。今回はその中から木曜＆金曜の11作品を紹介する。
「遺留捜査」(7月スタート、毎週木曜夜8.00-8.54、テレビ朝日系)●刑事・糸村聡(上川隆也)が、事件現場に残された遺留品から事件を解決するミステリーの第4弾。遊覧船で乗員乗客を人質に、犯人が2億円を要求する事件が発生。偶然、遊覧船に乗っていた糸村は、船上から見えた不審車両の情報を手旗信号で、特別捜査対策室・莉緒(栗山千明)に伝える。
「黒革の手帖」(7月20日[木]スタート、毎週木曜夜9.00-9.54、テレビ朝日系)●松本清張の不朽の名作といわれる同名小説を原作とした愛憎渦巻くサスペンス。昼は銀行で派遣行員、夜は銀座のクラブ「燭台」でホステスとして働く元子(武井咲)は、ついに両親の借金を完済。やがて元子は、秘密裏に進めていた借名口座からの横領を実行し、クラブ「カルネ」を開店させる。
「セシルのもくろみ」(7月13日[木]スタート、夜10.00-10.54[初回は夜10.00-11.09]、フジ系)●唯川恵の人気同名小説を原作とした、“オトナのオンナ”の群像劇。ずぼらな専業主婦の奈央(真木よう子)は、ある日、ひょんなことから女性ファッション誌「ヴァニティ」の読者モデルにスカウトされる。そこに関わるさまざまな女性たちと出会いながら、働く女性の幸せを探していく。
「脳にスマホが埋められた！」(7月6日[木]スタート、毎週木曜夜11.59-0.54、日本テレビ系)●鈴木おさむの企画を基にしたSFヒューマンドラマ。ある朝、圭太(伊藤淳史)は目を覚ますと、目の前にスマホのメッセージが表示されるようになり戸惑う。圭太はスマホの使い方に詳しい柳子(新川優愛)の力を借りながら、突然手にした能力を駆使して社内のトラブルを解決していく。
「木ドラ25『さぼリーマン甘太朗』」(7月13日[木]スタート、毎週木曜夜1.00-1.30ほか、テレビ東京ほか)●完璧な営業マン・甘太朗(尾上松也)が手早く仕事を終わらせ、スイーツを味わう姿を描くグルメドラマ。老舗から知られざる名店まで、甘太朗がスイーツを堪能するべく訪れるのは全て実在する店で、さらに甘味を味わう甘太朗の脳内イメージはVFXやハイスピードカメラを多用して表現。
「BS時代劇『伝七捕物帳2』」(今夏スタート、毎週金曜夜8.00-8.45、NHKBSプレミアム)●父・梅之助の当たり役を引き継いだ中村梅雀による捕物帳の第2弾。岡っ引き・伝七(中村)が、人情に厚いところを見せながら難事件を解決する。今シリーズでは、人を助けようとして誤ってあやめてしまった過去のある伝七の「何があっても人は生きていなくてはならない」という心情を描く。
「金曜8時のドラマ『警視庁ゼロ係～生活安全課なんでも相談室～SECOND SEASON』」(7月スタート、毎週金曜夜8.00-8.54、テレビ東京ほか)●エリートだが空気は読めないキャリアの冬彦(小泉孝太郎)と勝ち気なベテラン・寅三(松下由樹)の“迷コンビ”が次々と起こる事件を解決する刑事ドラマ。お払い箱になった人材の放置部署“ゼロ係”こと「生活安全課なんでも相談室」の面々が、強烈な個性を生かしながら奔走する姿を描く。
「ハロー張りネズミ」(7月スタート、毎週金曜夜10.00-10.54、TBS系)●東京・下赤塚の「あかつか探偵事務所」で働くゴロー(瑛太)と仲間たちが難事件に挑んでいく探偵ドラマ。ゴローと相棒のグレ(森田剛)が飲んでいると所長のかほる(山口智子)から呼び出しをくらう。そこで、依頼人の男から1カ月前に亡くした娘を捜してほしいと頼まれ、困惑する。
「あいの結婚相談所」(7月スタート、毎週金曜夜11.15-0.15ほか、テレビ朝日系)●ワケあり男女を確実に結婚に導く「あいの結婚相談所」を舞台に、歌あり踊りありで繰り広げられる新感覚ラブコメディー。藍野(山崎育三郎)は、シスター(高梨臨)のチラシを見て「あいの結婚相談所」を訪れた証券マンから結婚相手の条件を聞き出すと、ある山中のロッジへと向かう。
「ドラマ24『下北沢ダイハード』」(7月スタート、毎週金曜夜0.12-0.52ほか、テレビ東京系)●小劇場界で活躍する劇作家11人が“人生最悪の一日”をオムニバス形式で送るパニックコメディー。町のスナックを舞台に、常連客のジョン幕練(古田新太)がママ(小池栄子)に“違法風俗店で警察のがさ入れに遭った俳優”や“女装した夫を見かけた主婦”などのエピソードを語る。
ドラマ25「デッドストック～未知への挑戦～」(7月21日[金]スタート、毎週金曜夜0.52-1.23、テレビ東京ほか)●村上虹郎主演の虚実入り混じる新感覚ホラードラマ。ADの常田大陸(村上)らは、テレビ東京が東京・神谷町から六本木一丁目へ社屋移転した際に発見された、テープ倉庫の開かずの間を整理することになる。そこでさまざまなものが映り込んだ“ワケあり”番組の未確認素材を見つける。