三島は、週刊誌の記者としてスキャンダルを追い掛けることに虚しさや違和感を覚えていた。編集長の長澤あすか(MEGUMI)は、三島が入社時に「普通に生きていたら見られない世界を見たい」と言っていたことに触れ、「そのチャンスきたかもよ」と告げる。そして、木原に会いに行くよう伝える。
元ヤクザの木原は、肩や腕に入れ墨が入っていて近づきがたいオーラがある、関西弁の男性。ところどころ言葉の圧は強いが、会ったばかりの三島にヤクザの内情を教えてくれたりと、意外と親しみが持てるキャラクターだと感じた。あらゆる情報に精通する“インフォーマ”として、いろいろな人にすり寄ったりする一面もあるのかもしれないという想像もできる。一方の三島は、木原に対し少しおびえた様子で、ヘコヘコと低姿勢を貫いている。そんな三島を連れ、木原が東京の夜を楽しんでいると、殺人事件が起きたという知らせが入る。
謎の男らによって、ターゲットは、より苦しんで死ぬようにある“仕掛け”をされながら、街中で派手に殺される。制作発表で藤井監督が言っていたように、この殺人事件が撮影された場所が、東京の繁華街のど真ん中なのだ。街中で実際にこの撮影を行ったというだけでも、作品に対する力の入れようが伝わってくる。
謎の男は、あくまで任務を遂行しているだけというそぶりで、事件現場でも顔色一つ変えない。そこへ木原が到着し、ニヤりと口角を上げる――。木原の不敵な笑みにゾクゾクした一方、さまざまな謎が残り、これからの展開にますます期待が高まった。
「劇薬のような刺激的なドラマ」(桐谷)、「全部の話(わ)に山がある」(佐野)と言うように、毎週、この刺激を味わえることが楽しみで仕方ない。「インフォーマ」第1話は、1月19日夜0:25からカンテレで放送。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)