――市にとっての信長の存在とは?
信長の妹ではありますが、この作品では弟のような感覚があります。どんなに頑張ってもかなわない。けれど、「自分もこんな人になりたい」と尊敬して、背中を追い続けてきたのではないかと思います。岡田さんが演じる信長は絶対的王者感があって、「この人には逆らえない」という圧倒的なオーラがあります。血を分けた兄ではあっても、何を言い出すのか分からない怖さはあったでしょうけれど、市にとってはずっと憧れだったのだろうと思います。
今回、岡田さんとは初共演です。信長姿の岡田さんと初めて現場でお会いした時、ぞくっとしました(笑)。最初のリハーサルでは、緊張からかおなかから声が出せなかったのを覚えています。でも、市はそんな信長とも長年付き合ってきたのだな…と思って。岡田さんがいてくださることで、市としてもより一層強い気持ちでいようと思えるし、私自身としても「どうする家康」に出演されている偉大な先輩方とも堂々とお芝居していこうと、改めて自分を奮い立たせることができています。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)