天海祐希「緊急取調室」が高視聴率で終幕! 4月期民放連ドラ平均視聴率トップも決定的

2017/06/16 14:13 配信

ドラマ

「緊急取調室」が最後まで高視聴率で放送を終えた(C)テレビ朝日

6月15日夜9時から15分拡大で放送された、天海祐希主演ドラマ「緊急取調室」(テレビ朝日系)の最終話が、平均視聴率14.4%を獲得。

この日の最高視聴率は終了間際の夜10時3分に記録した18.6%だった。また、これで全話平均視聴率も14.1%となり、現時点で4月期民放連続ドラマの平均視聴率トップの座をほぼ確実にした。(本記事内全ての数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)

本作は、天海扮(ふん)する取調官・有希子が緊急事案対応取調班(通称・キントリ)のメンバーと共に、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる作品の連続ドラマ第2シーズン。並み居る話題作を抑え、今クールの民放連続ドラマで初回放送の平均視聴率トップとなる17.9%を記録し、前評判以上の結果を残してきた。

最終話は、第8話のラストで有希子(天海)が刑事部長・磐城和久(大倉孝二)をかばって被弾したところから始まる。撃ったのは警察官から拳銃を強奪した2人組の1人・峰岸充彦(眞島秀和)で、有希子の亡き夫・匡(眞島・二役)にうり二つの男だった。

峰岸はそのまま逃走。有希子の身を案じながらも、キントリの面々は拳銃強奪事件および連続狙撃事件を早期解決するため、全ての発端だと思われる5年前の事件を再捜査しようと立ち上がる。

その事件とは、峰岸の息子が被疑者として逮捕されたストーカー放火殺人事件であり、そのとき妻子の命を奪われたのが、他ならぬ今回の事件の共犯者・久保寺圭(鶴見辰吾)だったからだ。

“加害者の父親”と“被害者の父親”という、普通は相いれないはずの2人が共謀しているということは、5年前の事件は冤罪(えんざい)の可能性がある。キントリの面々はそうにらむが、磐城は頑として再捜査の許可を出さない。

それでも諦められないキントリは、勾留中の久保寺を取り調べる過程で、5年前の事件に切り込もうと計画する。幸い命に別状はなく、現場復帰した有希子は自ら志願し、久保寺の取り調べを担当。だが、久保寺は相変わらず黙秘を貫き…。

やがて、監物刑事(鈴木浩介)&渡辺刑事(速水もこみち)の“モツナベコンビ”の働きなどによって峰岸が捕まる。磐城からメンバーの再編成を言い渡されているキントリは、これが“最後の事件”と肝に銘じ、一丸となって峰岸の取り調べに挑むという、ストーリーだった。

テロ組織を相手にしたド派手なアクションがあるわけでも、さながら歌舞伎のようなド迫力の表情で掛け合いをするわけでもなく、貴族が推理という名の“雑事”を使用人に任せるわけでもなく、とても人間味あふれるキャラクターたちが織り成す心理戦を丁寧に描き、見る者全ての心を動かした本作。

希代のヒットメーカー・井上由美子をして「刑事ドラマというのは、事件を解決する物語という意味で、どうしてもパターンが決まってきてしまう。そのパターンをどう崩すかが、25年間やってきて一番難しかったところかもしれませんね」という通り、“生みの苦しみ”も乗り越えて一旦幕を下ろしたキントリだが、あの終わり方ならいつの日かまた続きが見られるだろう。

オン・オフでの掛け合いもますます磨きがかかる有希子とおじさま方、良くも悪くも熱い刑事コンビ・モツナベの2人、次から次へ現れる狡猾(こうかつ)な被疑者ゲストたち。

テレビ朝日にドラマ枠がある限り、今後も“皆さん”の出番はありそうだ。