井上真央“悠依”と佐藤健“直木”に生じた考えの違いが悲しい予感を漂わせる<100万回 言えばよかった>

2023/02/11 18:27 配信

ドラマ レビュー

悠依(井上真央)と直木(佐藤健)の幸せな過去が悲しみを増す(C)TBS

井上真央が主演を務める金曜ドラマ「100万回 言えばよかった」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系) の第5話が2月10日に放送。“未来”への考えにすれ違いが生じた悠依(井上)と直木(佐藤健)の切ない姿が涙を誘いつつ、物語の謎の考察でも盛り上がっている。(以下、ネタバレがあります)

悠依が襲われる事件が発生

同ドラマは、運命だと思った相手を突然失った主人公・相馬悠依(井上)と、悠依の恋人で不可解な事件に巻き込まれて幽霊になった男・鳥野直木(佐藤)、なぜか直木が見えてしまうために2人の運命に寄り添わざるをえない刑事・魚住譲(松山ケンイチ)を中心に描く。

数奇な運命に翻弄(ほんろう)されながらも奇跡を起こそうとする3人が織り成す、“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリーだ。

第5話は、直木が殺害された事件の真相が徐々に明らかになるなか、悠依がかつて同じ里親の元で過ごした莉桜(香里奈)に襲われた。莉桜は、「もう何も思い出さないで」「こっち来ないでよ」という言葉を残して立ち去った。

悠依と直木、譲が遊園地デートへ

そんななか、直木は自分の葬儀が終わって落ち込んでいる悠依を励まそうと、譲を通じてデートに誘う。悠依が選んだ場所は、遊園地。そこは里親の家で見つかった、悠依と莉桜、そして殺人事件の被害者で莉桜の同級生・涼香(近藤千尋)が写っていた写真の場所だった。写真の日のことが記憶になかった悠依は、何か思い出せるかもしれないと考えたのだ。

恋人向けのクイズイベントに参加し、直木の回答を代わりにする譲。悠依たちは優勝し、記念撮影することに。悠依は、自分と譲の間に直木がいると思っていたが、実際の直木は遠くから複雑そうな表情を浮かべていた。例え、間にいたとしても自分が写ることはないが、端から見れば悠依と譲は恋人のようで、しかも譲が“悠依さん”と呼ぶようになったことにも、直木はヤキモチをやいて怒っていた。

直木たちを気遣い、譲は悠依と直木の2人だけで観覧車に乗るように導いた。そこで悠依は身体がなくなった直木が消えてしまうのではないかという不安を吐露。「消えないでね」という言葉に、直木は口笛を2回吹いた。それは、ノーの合図だった。