悠依のため、ある決意をする直木
直木自身もいつ消えるか分からない不安と、口笛という手段はあっても、思いをきちんと伝えるには譲に頼らなければならないもどかしさを抱えていた。そんなとき再び譲の体に憑依した直木は、これから先も直木と一緒にいたいと言う悠依に、「俺たちにこの先はない」告げた。
思いがすれ違う2人。どちらの気持ちも理解できるだけに悲しみが増す。
第2話で描かれた過去のシーンで、絵本「100万回生きたねこ」の感想として、「100万回泣いたら、そのあとは元気にピンピン生きてってほしい」と言っていた悠依。そんな悠依のことが好きだった直木は、「悠依には新しい人生を生きてほしい」と事件が解決したら成仏することを決意した。
事件の核心に迫っていく事柄もがいくつか明らかになった。悠依はかつての遊園地でも莉桜から「こっち来んな」と言われたこと、その莉桜たちがグミを食べる男が運転する車に乗っていたことを思い出した。また、涼香のマンションの防犯カメラに映っていた男が莉桜と会い、その男が少女たちが集まるお菓子教室を開く家にいた場面もあった。
今回も「#金ドラ100よか」がTwitterのトレンド入り。すれ違う悠依と直木の思い、また直木が生前、悠依が欲しいと思っていた“普通”のネックレスを用意していたことに、「泣いた」「切なすぎる」「どうしたら幸せになるのかな」などの声が。そして、事件の考察の盛り上がりも加速している。
◆文=ザテレビジョンドラマ部