6月17日、沖縄県にて“AKB48選抜総選挙”が行われ、HKT48・指原莉乃の前人未到の3連覇やAKB48・渡辺麻友の年内での卒業発表、NMB48・須藤凜々花の結婚宣言など、今年も話題に事欠かなかった。
その中でも、開票前から大きな注目を集めたのは、過去9回の歴史において初めてとなる無観客総選挙。豪雨や雷予報の影響によるものとはいえ、この発表にはメンバーだけでなくファンにも動揺が広がった。
そんな翌日、総選挙が行われるはずだった会場がある豊見城(とみぐすく)「豊崎海浜公園 豊崎美らSUNビーチ」へ向かった。
会場に着いてまず目に入るのは、大勢のファンを出迎えたであろう、さまざまな花で彩られたゲート。その他にもAKB48チーム8・岡部麟がデザインを担当した地図、選挙ポスターやグループごとの看板が設置されていたようだ。
そしてライブ(総選挙)会場では、ステージの解体作業が進められており、総選挙前に行われる予定だったライブの目玉の一つであったであろうウオータースライダーの姿はすでに撤去されていた。
本来ならば熱気に包まれていたはずの観客席の椅子はあらかた片付けられており、まだ置かれたままの椅子がどこか物悲しい雰囲気を漂わせる。
また会場には、何組かのファンの姿もあったが、会場の様子を見に来ていた地元の人に話を聞くと「幻のイベントになった…残念でした」や「梅雨なのに、発表の時から心配だったら案の定。もう1週間早ければ」と残念がる声の他、「去年この付近で落雷事故があったからしょうがない」と中止に理解を示す声も聞かれた。