そんななか、エースは自ら剣持と交渉。全財産を費用とすることと、13年前の罪を告白することを条件とした。
自分たちはしょせん犯罪者でいつまでも続けていけるわけではないと思っているエースは、亡き恩師の名誉を取り戻すためにもこの機会を逃すことはできなかった。自分がエースに救われたように「これからも誰かの絶望的な命を救っていきたい」と考えているジョーカーとの溝は埋まらず、エースは「お前はもう必要ない」と追い出した。
そして、容体が悪化する娘の姿に剣持は、条件をのんでエースに託すことを決意。それによってエースは、ジョーカー不在のなかで約束通りに玲於奈の手術をする。合図である「Get Ready」という言葉が重く響いた。
長年の遺恨をようやく解消したエースだが、一方で高城はエースが本名の“天野真一”だと確信するに至った。
次回、3月12日(日)に15分拡大で放送される最終回では、波佐間永介として生きてきたエースが“天野真一”と向き合うときがくるようだ。13年前に命を救えなかった少女と新たな依頼者である患者を重ねてしまい、トラウマからオペができなくなる展開に。恩師に託された医師としての未来を進むことができるのか、注目だ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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