福原遥がヒロインを務める連続テレビ小説「舞いあがれ！」(毎週月～土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月～金曜の振り返り)、3月8日放送の第109回では、舞(福原)の兄・悠人(横山裕)と舞の幼なじみ・久留美(山下美月)がひょんなことから二人きりに。すっかり丸くなった悠人の優しいアドバイスが、久留美の背中をそっと押した。(以下、ネタバレがあります)
第23週「飛躍のチャンス」では、御園(山口紗弥加)とともに新会社「こんねくと」を立ち上げた舞が、町工場をつないで新しい価値を生み出そうと奮闘する様子が描かれている。
そんな中、久留美は今後のキャリアについて迷っていた。フライトナース教育が充実した長崎の病院でスキルアップしたい一方で、父・佳晴(松尾諭)を一人にしてはおけない。
台風のために停電が起きた夜、久留美は泥酔した佳晴を送ってきた悠人と家で2人きり、「こんねくと」が試作したランプを挟んで向かい合っていた。
インサイダー事件を経て、今は地道に投資活動をしているという悠人。久留美に「お仕事、どうですか？」と尋ねられ、「知り合いの社長に、何のために会社やってるんですかって聞いてみてん。そしたら『一人でも多くの人を幸せにしたいからや』って言われた。びっくりしたわ。俺そんなふうに考えたことなかったからな」と語る姿は、以前のギスギスした姿とは別人のように穏やかだ。
そして「親父さんのこと、もうちょっと信用したって。大丈夫や、子供が頑張ってたら親父も頑張れんねん。離れたら離れるだけ強くなる。心も、絆も。俺はそう思う」と背中を押した。
久々の登場となった第105回では、めぐみ(永作博美)に「仕事、どない？」と聞かれ、「俺やで？いい感じに決まってるやん」と相変わらずの“悠人節”で視聴者をホッとさせた悠人。舞にアドバイスしてほしいと求められ、「俺忙しいねん」と言いつつ次のシーンでは自宅で舞と向き合うなど、なんだかんだ面倒見がいいのも変わらずだ。