白石麻衣“路子”、刑事として優秀な一方で私生活はトラブル抱える衝撃<風間公親-教場0->

2023/05/23 11:40 配信

ドラマ 動画 レビュー

風間に褒められるが、厳しい言葉を告げられることに


これまでの瓜原(赤楚)や隼田(新垣)とは違い、初めから風間に臆することはなかった路子。「なんとなくですけど」と考察を述べたり、「自分で解き明かせ」や「ここは教場ではない」と風間に突き放されて「厳しい」と言ったり、思ったままに言葉が出るキャラクターだ。

そんななか、人間関係を読み解く勘のよさと、風間がつかんでいた証拠により、犯人を捕まえることができた。風間は「よく仕留めたな」と褒めたが、「男と女の機微について、勘が働くようだ。しかし武道にはこういう教えがある。得意な技を持つことは、同時に致命的な弱点にもなる。覚えておけ」と告げた。

鋭い風間はすでに察知しているのかもしれない。未知子の問題点はプライベートにあった。前半に同棲中のヒモのような彼氏から何かを頼まれているようだったが、ラストでも彼氏から電話が。友人のピンチを刑事としてなんとかしてほしいという内容で、路子は「私を利用するのはやめて」と電話を切ったが、薬物対策課で内密に話を聞きだす行動をした。

本当に私的なだけの行動だとしたら、かなりの問題であることはすぐに分かる。事務員の幸葉と遠野の話をしているとき、路子は「私、仕事で命かけられるかな…」とつぶやいていて、仕事への迷いもあるようだった。優秀でも、つかみどころのなさがある路子に引き付けられた。

「#教場0」がTwitterのトレンド入りする反響のなか、「路子さん、想像以上に重たいもの抱えてる」「路子さんなんで刑事になったんやろ?」「次回大変そうだな」などの声が。瓜原らのように風間と向き合うなかでどう変わるのか、それとも変わらないのか、注目される。

※濱田崇裕の濱は旧字体が正式表記

◆文=ザテレビジョンドラマ部