犬飼貴丈“豊”を励ます原田龍二“耕司”の言葉に涙が溢れる<僕らの食卓>

2023/06/15 12:15 配信

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「僕らの食卓」第10話より(C)三田織/幻冬舎コミックス (C)「僕らの食卓」製作委員会

犬飼貴丈飯島寛騎がW主演を務める「僕らの食卓」(毎週木曜夜11:00-11:30、BS-TBS)の最終話となる第10話が6月8日に放送。未来を悲観する豊(犬飼)を耕司(原田龍二)が励ます様子が描かれ、妻に先立たれた経験のある耕司の含蓄ある言葉が感動を呼んだ。(以下、作品のネタバレを含みます)

「僕らの食卓」とは


同作は、三田織の同名人気コミックを原作に、共に食卓を囲むことで縮まっていく距離感を丁寧に描く食と家族のハートフルドラマ。育った環境の影響で誰かと一緒に食事をするのが苦手な会社員・豊は公園で年の離れた兄弟・穣と種に出会い、なぜか「おにぎりの作り方」を教えることに。それ以来、豊と穣兄弟は一緒に食卓を囲み食事をすることが増え、やがて家族のような存在となり、豊と穣の距離も次第に縮まっていく。

豊役を犬飼、見た目は怖いがいつも弟の面倒を見ている家族思いの兄・穣役を飯島が演じる他、明るく元気で上田家のムードメーカー的存在であり、穣の弟・種役で本格的なドラマ初挑戦となる前山くうがが出演する。また、穣と種の父で陶芸家である耕司役の原田や、古畑星夏市川知宏てつじ(シャンプーハット)ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。

上田家に止まった夜、豊は耕司と話す


豊を上田家に呼んで得意料理のキムチ鍋を振る舞う耕司。亡き妻・実花がまだ幼かった穣も食べられるようにと、チーズも入れてまろやかにしたものだった。

豊が「お父さん、おいしいです!」と鍋を褒めると、耕司は気をよくしてお酒も持ち出して、豊に泊まっていくように勧める。

ついつい食べすぎてしまった豊。夜にトイレに行くと、耕司がひとりアルバムを見ているところを通りかかり、声をかける。豊が部屋に入ると耕司は、あの鍋は妻に初めて作った料理だと話す。耕司はアルバムの実花と鍋を食べている写真を見ながら「これ食べてるときに家族になりましょうって言ったの」とプロポーズのエピソードを明かし、「それで、豊くんにも作ってあげようと思って。実花さん、穣、種、そんで豊くん」と豊を指差す。

さらに、耕司はご飯は誰かと一緒に食べるだけで特別なことと話し、「本当は実花さんともっと一緒にご飯食べたかった」と言って、実花の写真を見つめる。

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