――韓国ドラマを原作に、長瀬智也、吉岡里帆、坂口健太郎が初共演する「ごめん、愛してる」(TBS系)が7月9日夜9:00より放送スタートとなる。撮影が進む中、互いの理解も深まりつつある様子だ。
長瀬:吉岡さんはすごくお芝居が好きなんだろうなと。細かい部分にもこだわりを感じますし、あえて言うなら芝居バカみたいな面もありそう(笑)。この年齢でクリエートする感覚があるのがすごいです
坂口:作品や役に対してすごく熱いですよね。どんな心情でこのセリフを言っているのかをすごく考えて演じられる女優さんですね
長瀬:で、坂口くんは、僕ならどう表現するか悩みそうな、すごく難しい役を演じているんです。でも坂口くんを想像すると台本をすんなり読めるし、それが彼のすごいところだなと。声のトーンも僕にはないものだし、役者としてかっこいいなと思う部分もあって。だから…いい意味でちょっと変態なんじゃない?(笑)
坂口:変態?…かもしれない(笑)
長瀬:僕は少し変わった人の方が魅力を感じるんで、坂口くんはすごくかっこいいと思いますね
吉岡:透明感があって繊細なイメージでしたが、それで片付けてはいけない面白みがあります。常に何をされるか気になります
坂口:そんな爆弾みたいな(笑)
長瀬:褒めてるからね!(笑)
坂口:長瀬さんは、海のように広くて大きい人。長瀬さんが座長としていてくれるから僕も(芝居で)遊べますし、何でも相談できるんです
吉岡:思っていた以上に温かくて熱くて。あと、意外と繊細な方
長瀬:恥ずかしいやん!(照笑)
吉岡:そんなところも(笑)。長瀬さんは語尾の言い方や顔の角度など、あらゆる細部を見てらして。長瀬さんのドラマはずっと見ていましたが、こういう繊細さからあんな大胆なキャラクターが生まれるんだなと納得できました
――長瀬が挑むのは、生まれてすぐに母に捨てられ、裏社会で生きてきた律役。吉岡はそんな律に徐々に引かれていく凜華を、坂口は律の実母・麗子(大竹しのぶ)の息子で、人気ピアニストのサトルを演じる。
長瀬:不遇な人生を送ってきた律は、日々つらいことを思い出すけど、悲観的になっているわけでもなくて。母を慕う気持ちや、愛されて育ったサトルに対する葛藤もあるけど、実はすごく誰かのことを思っている男だと思います
吉岡:凜華は場面ごとにいろんな表情を見せるので、演じていて楽しいです。連ドラのヒロインは初なので、私はこの作品に懸けていて。後悔しないよう、できることを全部やっていきたいです
坂口:サトルは親の愛を受けて育ったけど、どこか虚無感があると思いました。普通に演じたら冷たい人間に見えそうな瞬間もあるので、どうやって魅力的に見せるかが難しいですね。あとはピアノも難しくて
吉岡:ピアノすっごいうまいです!
長瀬:もうレイ・チャールズばり!
坂口:いやいやいや(笑)。でも、めちゃくちゃ練習しました!
長瀬:スタッフも大絶賛でしたよ。これから、このお二人や大竹さんらと一緒にたくさん笑ったり考えたりして、いい刺激をもらっていきたいですね。それががいつか自分の何かに役に立つと思うので
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