吉岡里帆、アートディレクター・千原徹也氏の初監督映画は「今まで参加してきた仕事とは全然違うことだらけ」

2023/06/20 19:08 配信

映画 会見

吉岡里帆※ザテレビジョン撮影

吉岡里帆が、6月20日に都内で開催された主演映画「アイスクリームフィーバー」の記者会見に、モトーラ世理奈詩羽(水曜日のカンパネラ)、松本まりか千原徹也監督と共に登壇。オファーを受けた時の感想や撮影エピソードなどを語った。

映画「アイスクリームフィーバー」とは


同映画の原作は、川上未映子の短編集「愛の夢とか」(講談社文庫)内に収録されている「アイスクリーム熱」。「映画制作をデザインする」をコンセプトに気鋭のアートディレクター・千原監督が初めて映画のメガホンをとり、吉岡がアイスクリーム店のアルバイト・常田菜摘を、同店の常連客である作家・橋本佐保をモトーラ、菜摘の後輩アルバイト店員・桑島貴子を詩羽、そしてアイスクリーム店の近所の銭湯に通う仕事が生きがいの高嶋優を松本がそれぞれ演じる。年齢も仕事もさまざまな4人の女性たちの憧れ、興味、行為、執着が交錯する新感覚ラブストーリーとなっている。

もともと千原監督は自身のカレンダーなども手掛けていたこともあり、以前から縁があったという吉岡。今から約3年前にオファーを受けたそうで「千原さんが新しいことを始めようとされている時のワクワク感をその瞬間に感じました。『映画をやろうと思っているので出てくださいよ~』みたいな感じで、最初はその一言だったんですけど、千原さんが映画を撮ろうとしていることにビックリしました」と、最初に千原監督から声を掛けてもらった時の心境を明かす。

続けて「映画を撮りたいと思った方たちとはたくさん出会って来ているんですけど、それを実際に具現化することがどれだけ難しいか。千原さんのパワフルな日々のお仕事を通してのエネルギーですとか、私もその一人ですけど、関わっている人たちみんなを大事にされてきたこと。本当に一つの出会いを大事に大事にしてきてくださっているというのを感じていたので、自然と『ぜひ!』となっていました」と、快諾に至るまでの思いも語った。

映画「アイスクリームフィーバー」記者会見より※ザテレビジョン撮影

“千原組”の撮影に「初めは驚いた」


また、千原作品の世界観についての印象は「アートディレクションがポップでかわいくて、目に付くので自然と見てしまう」と話し、実際に今作の撮影に参加した感想を「面白かったです。今まで参加してきた仕事とは全然違うことだらけで、初めは驚いたりもしていたんですけど、新しいものを作る現場って魔法みたい…というか、自分が見たことのないものを日々見ることになるんだなっていう感覚になりましたね。出来上がった作品を見て、そこで分かることもたくさんあったので、映画を見てくださった方に、どう思ったのか率直な感想を教えていただきたいなというふうに思っています」と、公開後の反響を楽しみにしていることを伝えた。

映画「アイスクリームフィーバー」は、7月14日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイント他にて全国公開。

◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)

映画「アイスクリームフィーバー」記者会見より※ザテレビジョン撮影