松本潤が主演を務める大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第24回「築山へ集え!」が、6月25日に放送された。同ドラマで、ミステリアスな歩き巫女・千代を演じる古川琴音からコメントが届いた。
――千代を演じる上でイメージしていることを教えてください。
戦国時代は国や家の力がものを言う世の中ですが、千代は独り身の女性で何も持っていません。そう考えると、とてつもなく孤独だったのではないかと思います。その孤独に耐え続けられている強さって何だろうというのを演じながらいまも考え続けていますし、演じれば演じるほど折れない何かがあるなというのを感じています。
千代のキャラクターは、人っぽくない方が良いなと思っています。いろんな姿に変身してきましたが、例えば初登場の踊り子のシーンでは、みんなを鼓舞する“女神様”のように。巫女姿の時は、日本画に出てくるお化けみたいに、足が浮いていて怖くてきれいなイメージで歩いたり、町民に扮するシーンはもっと土っぽくしたいなと思ったり。扮装(ふんそう)ごとにイメージをがらっと変えることで、千代のストイックさを表現できるかなと思い、そこは意識して演じています。
――有村架純さん演じる瀬名との出会いについて教えてください。
瀬名との関わりを通して人間らしい部分も出てきましたし、やっと千代の人物像が浮かび上がってきた気がします。千代がもともと瀬名のはかりごとと似たようなことを考えていたのか、瀬名の言葉に影響を受けてそういう夢を持つようになったのか分かりませんが、千代の人生の中で一つ希望が生まれたというのは間違いないなと思いました。
今までは自分の人生を考えるより、何か大きなもののために身を捧げているような印象がありましたが、瀬名の話を聞いた時、千代自身もそういう世を生きたいという願いが生まれたと思うんです。きっと瀬名と出会ってから、死ぬのが怖くなったでしょうし、千代にとってはとても大きな出会いだったと思います。
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