――家臣である豊臣秀吉を演じたムロツヨシさんとの共演はいかがでしたか？
ムロさんは昔から知っている役者さんで、クランクアップの時もわざわざ来てくださって
愛情のある方だなと思いました。信長と秀吉が笑い合うシーンで、だいたいこのくらいの尺だろうと分かっていながら、あえて僕がずっと笑っていたら、ムロさんもそれにずっと付き合って笑ってくれて優しい方だなと思いました。とても芝居のクオリティを研究されている方なので、信長がいなくなった後の秀吉も楽しみにしています。
――娘・五徳を演じた久保史緒里さんの印象をお聞かせください。
久保さんは、僕と同じアイドルとして活動していますが、アイドルとか関係なく素晴らしい芝居をされていて、一緒に作品を作っていけたなと実感しています。顔をガッっとつかむ場面も台本に描かれていなかったのですが、すごく素直に合わせてくださって、とても芝居が上手な方だなと思いました。
――岡田さんが現代に安土城を立てるとしたら、どういう城にしたいとお思いですか？
安土城は「防衛城」という要素もありますが、“天下に織田信長あり”ということを示すパフォーマンスを含めた城であったことも間違いないのではないかと思っています。初めてライトアップを導入したり、西洋のものを取り入れたり、最先端なものを見せた場所であると思います。信長は、決して日本の文化などを無碍にしていた人ではないと思うので、信長の思いみたいなものを大事にした作りで復刻してみたいとは思います。
――オンエアは見られましたか？
まだオンエアは見ていないですね。連続ドラマの撮影で、途中で放送を見てしまうといろいろな感情を抱き、それが良い方向に作用する時と、悪い方向に作用してしまう時があるので見ていないです。あと、僕は映画で出来上がったものを見ることに慣れ過ぎていることもあり、影響を受けやすいかなとも思っています。
――3回目の大河ドラマに出られるお気持ちはありますか？
オファーがあるかどうかが大事な肝かなと思います。大河ドラマや時代劇は、最近はロケでの撮影ができない、コストがかかるなどの事情で作り辛くなってしまっていて。ただ、僕は時代ものというのは良いコンテンツだと思っているので、これからも作っていけたらいいなと思っています。
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