<らんまん>教室とは別人…要潤“田邊教授”が妻にだけ見せる“もう一つの顔”の意味

2023/07/24 11:05 配信

ドラマ レビュー

「らんまん」第84回より(C)NHK

神木隆之介主演の連続テレビ小説「らんまん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。7月24日放送の第81回では、植物学教室教授・田邊(要潤)が自宅で妻・聡子(中田青渚)と笑顔で語らうシーンが登場した。主人公と対立するキャラクターにもそれぞれの思いがあり、日々の暮らしも癒やしもある…そんな、厚みのある人物造形が光った。(以下、ネタバレを含みます)

妻の言葉に…田邊教授が見せた笑顔


幕末から明治、そして激動の大正・昭和を舞台に、高知出身の植物学者・槙野万太郎が植物学の道を突き進む「らんまん」。第17週「ムジナモ」では、娘・園子も生まれますます植物学にまい進する万太郎が、新たな植物と出会うエピソードが描かれていく。

一方、第81回では田邊の自宅での様子も描かれた。

ローマ字の普及について思案する田邊のもとへ、妻の聡子がやってきた。ローマ字の可能性について解く田邊の話を、一生懸命に聞く聡子。「旦那様ほどご立派なお方はいらっしゃいません。聡子は、旦那様にお仕えできて幸せでございます」と目を輝かせる聡子に、田邊もフッと笑顔を見せた――。

田邊が抱える焦りと苛立ち


もともと、小学校中退の学歴しかない万太郎が東京大学に出入りできたのは、田邊の許しがあったからだった。だが今では、万太郎が新種を見つけ、自分を含む植物学教室にはそれができないことが悔しくて仕方がない。その焦りと苛立ちから、田邊は万太郎に「虫けら」と激しい言葉をぶつけたりもした。

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