犬飼貴丈“みきお”考案の花いちもんめがエグすぎる… 疑心暗鬼によって崩壊していく友情<なれの果ての僕ら>

2023/07/26 14:27 配信

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犬飼貴丈“みきお”の次なる友情崩壊実験は「不要な人間を決める」花いちもんめ改(C)「なれの果ての僕ら」製作委員会 (C)内海八重/講談社

7月25日放送された「なれの果ての僕ら」(毎週火曜深夜0:30-1:00ほか、テレビ東京系ほか)第5話は、不要な人を切り捨てる“花いちもんめ”が行われた。秘密とうそが暴かれ、どんどん疑心暗鬼が深まっていくクラスメートたち。大惨事の予兆が、刻一刻と迫りつつある。

「なれの果ての僕ら」とは


同ドラマは、「週刊少年マガジン」および「マガジンポケット」で連載・配信された内海八重の漫画が原作。同窓会に集められたクラスメート23人を襲うのは、誰も予想だにしていない監禁劇だった。極限状態に追い詰められたときに暴かれる、人間の“狂気”を克明に描いた衝撃のサスペンス作品だ。

主人公のネズ(真田透)を演じるのは、NHKドラマ「麒麟がくる」などに出演したHiHi Jets井上瑞稀。さらに監禁事件の首謀者であり、“人間の善性”への興味から残虐な実験始めた夢崎みきおという難しい役柄を、実力派俳優・犬飼貴丈が演じる。

坂本の犯人捜しで強まる疑心暗鬼


坂本大聖(倉本琉平)の死体が見つかり、みきおによる犯人捜しが始まった。個別にクラスメート1人ひとりから事情聴取を行い、全員を集めてから「雨宮さん、昨日の夜中こっそり教室を抜けだしたんだって?」と全員の証言を披露。雨宮鈴子(大原優乃)は「アレがきたの」と気まずそうに告げるが、そこに杉田将矢(新原泰佑)が絡んでいく。

「アレじゃわかんねえよ、ハッキリ言えよ」「だったら証拠見せてみろよ」とヒートアップする将矢だったが、冷や水を浴びせたのは他ならぬみきおだった。「雨宮さんが教室を抜けだしたのは10分程度らしいから、犯行は無理だね」とあとから知っている事実を付け加え、将矢に不確かな情報で人を疑う愚かさを説いた。

そして次の実験が始まる。「花いちもんめ改」と名付けられた実験では、クラスメイトが「天使」と「悪魔」に分けられた。悪魔陣営は事情聴取の際、クラスメートの誰かに「嫌い」という票を入れられたかどうかで選出。ちなみにネズも、自分自身を「嫌い」と言ったことから悪魔陣営に座っている。

また、月岡小紅(吉田伶香)は前回の実験で「親友である石井さんを殴り続けた」功を認められて実験を免除。ゲームは「天使が1人ずつ“助けたい人”を選んでいく」というものだ。悪魔側は天使より1人多いため、必然的に1人だけはクラスメートに「不要」と思われているという烙印(らくいん)を押されることになる…。