松村北斗“倒理”と西畑大吾“氷雨”、徐々に明らかになる過去の因縁で面白さが増す<ノッキンオン・ロックドドア>

2023/08/06 16:48 配信

ドラマ 動画 レビュー

ぼさぼさ頭で現場に駆け付けた松村北斗“倒理”と西畑大吾“氷雨”(C)テレビ朝日

松村北斗(SixTONES)と西畑大吾(なにわ男子)がW主演を務めるオシドラサタデー「ノッキンオン・ロックドドア」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)の第2話が8月5日に放送された。難事件の推理に挑む中で徐々に過去の出来事が明らかに。今回もタイトル略称の「#ノキドア」と決めぜりふ「#俺たちに解けない謎はない」がトレンド入りする反響を呼んだ。(以下、ネタバレを含みます)

大学時代のゼミ仲間が仕組んだ事件に挑む


同ドラマの原作は、新時代のミステリー作家・青崎有吾氏による同名タイトルのシリーズ小説。韓国や中国でも翻訳本が発売され、WEBTOON版も大好評を博すなど、国内外から注目を集めている。

事件のトリック=【HOW】の解明を得意とする不可能専門探偵の御殿場倒理(松村)と、動機や理由=【WHY】を読み解くことを得意とする不可解専門探偵の片無氷雨(西畑)が、探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」の共同経営者として手を取り合い、次々と奇妙な難事件に挑んでいく。

そんな二人を取り巻く人物として、倒理と氷雨の大学時代の同級生であり、警視庁刑事部捜査一課の穿地決(うがちきまり)を石橋静河、倒理と氷雨の探偵事務所でアルバイトをする女子高校生・薬師寺薬子(くすりこ)を畑芽育、倒理・氷雨・決の同級生で犯罪コンサルタントの糸切美影を早乙女太一、大学時代の倒理や氷雨らを犯罪社会学ゼミで指導していた教授・天川考四郎を渡部篤郎が演じる。また、メイン監督を堤幸彦氏が務める。

第2話は、前回ラストで登場した美影が仕組んだ毒殺事件に挑むことに。倒理、氷雨、決が一目置く桁違いの才能を持っていた美影は、殺人を目論む依頼人にトリックを指南する犯罪コンサルタントを仕事にしている。

美影が仕掛けたのは「衆人環視の毒殺」


3年前に不正献金疑惑で世を騒がせた元衆議院議員が、自ら開催したパーティーでスピーチの最中に倒れ、搬送先で死亡した。死因は、スピーチ直前に口にしたシャンパンから検出された毒物とされる。

会場には毒物入り小瓶と古典落語「死神」の一節が記された紙が残されていた。この“あえて残された痕跡”から決は美影が仕組んだのだと気付き、倒理と氷雨に連絡をした。

“衆人環視の毒殺”というトリック。倒理は「そこら辺の犯罪者とは格が違うな」と沸き立ち、氷雨は「美影しか作れない謎」とつぶやいた。そして、「俺たちに解けない謎はない」と、さっそく調べ始めた。