松村北斗“倒理”と西畑大吾“氷雨”らが会話劇で見せた10円玉ミステリー<ノッキンオン・ロックドドア>

2023/09/03 20:00 配信

ドラマ レビュー

推理前に冷やしだご汁を作る倒理(松村北斗)(C)テレビ朝日

松村北斗(SixTONES)と西畑大吾(なにわ男子)がW主演を務めるオシドラサタデー「ノッキンオン・ロックドドア」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系) の第6話が9月2日に放送された。今回描かれたのは、10円玉を巡るミステリー。原作でも人気のエピソードを松村らが秀逸な会話劇で再現し、「ドラマ版凄い」「原作とはまた違うおもしろさ」などの声が上がった。(以下、ネタバレを含みます)

誰も解けない謎を求めて禁断症状が出る倒理


同ドラマの原作は、新時代のミステリー作家・青崎有吾氏による同名タイトルのシリーズ小説。韓国や中国でも翻訳本が発売され、WEBTOON版も大好評を博すなど、国内外で注目されている作品だ。

事件のトリック=【HOW】の解明を得意とする不可能専門探偵の御殿場倒理(松村)と、動機や理由=【WHY】を読み解くことを得意とする不可解専門探偵の片無氷雨(西畑)が、探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」の共同経営者として手を取り合い、次々と奇妙な難事件に挑んでいく。

そんな二人を取り巻く人物として、倒理と氷雨の大学時代の同級生であり、警視庁刑事部捜査一課の穿地決(うがちきまり)を石橋静河、倒理と氷雨の探偵事務所でアルバイトをする女子高校生・薬師寺薬子(くすりこ)を畑芽育、倒理・氷雨・決の同級生で犯罪コンサルタントの糸切美影を早乙女太一、大学時代の倒理や氷雨らを犯罪社会学ゼミで指導していた教授・天川考四郎を渡部篤郎が演じる。また、メイン監督を堤幸彦が務める。

第6話は、このところ不倫調査の依頼ばかりで、氷雨が張り込みの日々を送る中、一日で音を上げた倒理は、誰も解けない謎を欲してイライラ。そんな倒理を見かねて、薬子が謎めいた言葉を口にした。

「10円玉が少なすぎる。あと5枚は必要だ」


登校途中にすれ違った男がスマホで相手に言っていた言葉が引っかかっていたと薬子。「10円玉が少なすぎる。あと5枚は必要だ」。倒理は、すぐに相手の男の特徴を聞き出した。30代くらいの会社員風で、スーツに時計柄のネクタイを着用していたという。

「どういう意味か読み解いてやろうぜ」とスイッチが入った倒理。張り込み中の氷雨は電話で、そして事務所を訪れていた穿地、仲介屋の神保(角田晃広)も交えて推理合戦が始まった。