松村北斗“倒理”と西畑大吾“氷雨”、最終章へ向かう謎解きに「ドキドキ」の声<ノッキンオン・ロックドドア>

2023/09/10 14:27 配信

ドラマ 動画 レビュー

大学の同級生が仕組んだ謎に挑む倒理(松村北斗)と氷雨(西畑大吾)(C)テレビ朝日

松村北斗(SixTONES)と西畑大吾(なにわ男子)がW主演を務めるオシドラサタデー「ノッキンオン・ロックドドア」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)の第7話が9月9日に放送された。再び大学の同級生であった犯罪コンサルタント・美影(早乙女太一)が指南した殺人事件に挑む倒理(松村)と氷雨(西畑)。「美影からのラブレター」と謎解きに並々ならぬ思いをかける様子に引き込まれた。(以下、ネタバレを含みます)

世間を賑わす検事射殺事件に挑む


同ドラマの原作は、新時代のミステリー作家・青崎有吾による同名タイトルのシリーズ小説。韓国や中国でも翻訳本が発売され、WEBTOON版も大好評を博すなど、国内外で注目されている作品だ。

事件のトリック=【HOW】の解明を得意とする不可能専門探偵の御殿場倒理(松村)と、動機や理由=【WHY】を読み解くことを得意とする不可解専門探偵の片無氷雨(西畑)が、探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」の共同経営者として手を取り合い、次々と奇妙な難事件に挑んでいく。

そんな二人を取り巻く人物として、倒理と氷雨の大学時代の同級生であり、警視庁刑事部捜査一課の穿地決(うがちきまり)を石橋静河、倒理と氷雨の探偵事務所でアルバイトをする女子高校生・薬師寺薬子(くすりこ)を畑芽育、倒理・氷雨・穿地の同級生で犯罪コンサルタントの糸切美影を早乙女太一、大学時代の倒理や氷雨らを犯罪社会学ゼミで指導していた教授・天川考四郎を渡部篤郎が演じる。また、メイン監督を堤幸彦が務める。

最終章に突入する第7話で描かれたのは、美影が新たに指南したという現役検事の射殺事件。氷雨が「ある意味、美影からのラブレター」と表現した事件に、倒理は「お望み通り、返信してやろうぜ」と意気込んだ。

部屋の中の見えないターゲットを狙撃


一人で自宅の書斎にいた検察官・片桐道隆(朝井大智)がライフルで射殺された。美影が仕掛けた“不可能トリック”は、屋外から遮光カーテンがしまった部屋にいる“見えない”ターゲットを狙撃するというものだった。

重要参考人として浮上したのは、ライフル狙撃大会の入賞経験を持つ上野美貴(市川由衣)。その背景には、道隆が担当した10年前の「料亭放火殺人事件」があった。

同事件の犯人として逮捕された20歳の青年は一貫して無実を主張していたが、無期懲役の刑が確定。その後、美貴が所属するNPO団体の懸命な支援で新たなアリバイの証拠が見つかり、再審請求がようやく認められたものの、結局検察の不服申し立てにより再審決定とはならなかった。その1週間後に道隆が射殺されたという。

また、NPO団体の代表が転落死しているという複雑な様相も見せた。転落させたのは、料亭放火殺人事件の真犯人だったらしい。闇に葬られた真実があったのだ。